フロントガラスに色をつける
フロントガラスは透明ですが、フレームのみでは不自然です。切り抜いた座席部分には、空色を反射した、ガラスの存在が感じられます。その部分の色に合わせて、グラデーションで塗りつぶしましょう。

パスを表示
[ パス ] パネルを表示します。
[ フロントガラス ] を選択します。
![[ フロントガラス ] を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02b_01b.jpg)
[ フロントガラス ] を選択
[ レイヤー ] パネルを表示します。
グループ [ ボディ・カラー ] を選択します。
グループの内容を折りたたみます。
![グループ [ ボディ・カラー ] を選択 → 内容を折りたたむ](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02b_03b.jpg)
塗りつぶしレイヤーを新規作成
[ option ( Alt ) ] キーを押しながら、
[ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] をクリックして、
メニューから、[ グラデーション ] を選択します。
![[ option ( Alt ) ] + クリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02c_01b.jpg)
[ option ( Alt ) ] + クリック
[ 新規レイヤー ] ダイアログで、[ レイヤー名 ] に「フロントガラス・カラー」を入力します。
[ 描画モード ] に、[ 乗算 ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
![[ 新規レイヤー ] ダイアログを設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02c_02b.jpg)
[ 新規レイヤー ] ダイアログを設定
すると、現在のパスをシェイプに変換した、[ フロントガラス・カラー ] 塗りつぶしレイヤーが作成されます。

シェイプに変換した塗りつぶしレイヤーを作成
グラデーションを設定
[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログで、[ 角度 ] に「-15」°を入力します。
[ ディザ ] にチェックマークを入れます。
[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリックして、[ グラデーションエディター ] ダイアログを表示します。[ グラデーションエディター ] ダイアログの設定へ
グラデーションが設定できたら、[ OK ] をクリックします。
![[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログを設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02_04.jpg)
[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログを設定
[ グラデーションエディター ] ダイアログで、
フロントガラスの色を設定します。
![[ グラデーションエディター ] ダイアログを設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02_05.jpg)
[ グラデーションエディター ] ダイアログを設定
【設定値】
[ 位置 : 0% ] [ 不透明度 : 100% ]
[ 位置 : 100% ] [ 不透明度 : 100% ]
[ 位置 : 0 % ] [ カラー : H : 185° / S : 10 % / B : 95 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ カラー : H : 210° / S : 10 % / B : 90 % ]
フロントガラスに、色をつけることができました。

フロントガラスのカラーを設定
ディザとは?
[ ディザ ] とは、グラデーションが縞状になってしまうことを防ぐオプションです。グラデーションを限られた色のパターン ( ピクセルドットで間引かれた粒子 ) にして、階調が段階的な縞状になってしまう現象「バウンディング」を防ぎます。
境界線のぼかしを設定
[ レイヤー ] パネルで、[ フロントガラス・カラー ] の選択を確認してください。
![[ フロントガラス・カラー ] の選択を確認](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02d_01b.jpg)
[ フロントガラス・カラー ] の選択を確認
[ プロパティ ] パネルで、[ ぼかし ] に [ 0.5 px ] を入力します。
![[ 0.5 px ] を入力](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_02d_02b.jpg)
[ 0.5 px ] を入力
透明色で存在感を演出!
フロントガラスは透明ですが、フレームのみでは不自然です。座席部分には、空色に影響して反射するガラスの存在が感じられるので、その色に合うようなグラデーションで塗りつぶしましょう。

フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。