【Photoshop基本操作】レイヤースタイルとは、レイヤーの塗りの部分に対して、立体的な効果やドロップシャドウなどがすばやく適用できる機能です。元画像には編集を加えないので、適用後も設定を変更したり、効果だけを他のコンテンツにコピー&ペーストできます。
ピクセルを意識しよう!
テキストレイヤーに含まれる文字は、実物の大きさである「ポイント (pt)」によって決められますが、それはドキュメントの解像度によって換算された数値が適用されます。
レイヤースタイルの単位は、ほとんどが解像度に依存する「ピクセル (px)」を使用しているので、実物の大きさは用いられません。ドキュメント上での単位にはピクセルを意識しましょう。
基本がわかる!レイヤースタイルの操作
[CHAPTER-01]
[CHAPTER-02]
[CHAPTER-03]
[CHAPTER-04]
[CHAPTER-05]
[CHAPTER-06]
[CHAPTER-07]

対象のレイヤーを作成
これから行う操作は、テキストレイヤーにレイヤースタイルを適用する基本的な操作方法です。新規ドキュメントに文字を入力し、プリセットに含まれている「スタイル」を適用します。スタイルはそれぞれの初期設定で適用されるので、対象となるオブジェクトには最適化されません。オブジェクトの大きさに応じた調整を行いましょう。

レイヤースタイルは、レイヤーオブジェクトに対する効果です。背景には適用することができません。対象となるレイヤーは、テキストレイヤー、ピクセルレイヤー、シェイプレイヤーなどです。スマートオブジェクトやグループ単位に適用することもできるので、オブジェクトを含む非破壊編集が可能な効果として、応用範囲は非常に広いです。

【操作方法】
[ファイル] メニューから、[新規] を選択します。[新規ドキュメント] ダイアログで、[幅] に「1280」pixel、[高さ] に「640」pixel、[解像度] に「72」pixel/inch を設定して、[作成] をクリックします。
![[新規ドキュメント] ダイアログを設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/12/p300_01_01.png)
[新規ドキュメント] ダイアログを設定
解像度を確認しよう!
レイヤースタイルを適用するドキュメントは、新規ドキュメントの他に、JPEG や PNG などの画像フォーマット形式で保存されたファイルを、Photoshop で開いたものでもかまいません。
新規ドキュメント以外のドキュメントに適用する場合は、あらかじめ解像度を確認し、Web 用なら 72 pixel/inch 〜 96 pixel/inch、印刷用なら 300 pixel/inch 〜 350 pixel/inch を設定してください。
オプションバーで、任意のフォントを設定し、[フォントサイズを設定] に「300 pt」を入力します。
[アンチエイリアスを設定] に [滑らかに] を選択します。
![[フォントサイズを設定] に「300 pt」を入力](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/12/p300_01_03.png)
[フォントサイズを設定] に「300 pt」を入力
![[アンチエイリアスを設定] に [滑らかに] を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/12/p300_01_04.png)
[アンチエイリアスを設定] に [滑らかに] を選択
任意のフォントを設定!
作例では、「Swiss 721 Rounded BT」を設定していますが、フォント環境はご使用のパソコンによって異なります。リスト表示される任意のフォントを設定してください。
文字の間隔を空けよう!
レイヤースタイルの効果は、エッジの側面に境界線が設定されている場合もあり、隣接する文字が近いと、スペースが足りなくなってしまいます。あらかじめ、トラッキングなどで、文字の間隔を少し空けておくと効果的です。

カーニングとトラッキングを設定
文字列が欧文の場合は、[文字のカーニングを設定] に [オプティカル]、[選択した文字のトラッキングを設定] に [25] を設定しておくといいでしょう。
基本がわかる!レイヤースタイルの操作
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