色のバランスを崩す
トーンを浅くして、少し色褪せた色調に補正しましょう。色調のバランスは、RGB 各チャンネルに、異なる設定をすることで行います。

調整レイヤーの作成
[ レイヤー ] パネルで、[ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] をクリックし、 メニューから [ レベル補正 ] を選択して、[ レベル補正 1 ] を作成します。
![[ レベル補正 1 ] を作成](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_06_01.jpg)
[ レベル補正 1 ] を作成
チャンネル:レッドの設定
[ プロパティ ] パネルで、[ チャンネル ] に [ レッド ] を選択します。
[ 入力レベル ] に [ 0 / 1.25 / 255 ] を入力します。
[ 出力レベル ] に [ 32 / 255 ] を入力します。
![[ チャンネル : レッド ] を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_06_02.jpg)
[ チャンネル : レッド ] を設定
チャンネル:グリーンの設定
[ チャンネル ] に [ グリーン ] を選択します。
[ 入力レベル ] に [ 0 / 1.50 / 255 ] を入力します。
[ 出力レベル ] に [ 32 / 255 ] を入力します。
![[ チャンネル : グリーン ] を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_06_03.jpg)
[ チャンネル : グリーン ] を設定
チャンネル:ブルーの設定
[ チャンネル ] に [ ブルー ] を選択します。
[ 入力レベル ] に [ 0 / 2.00 / 255 ] を入力します。
[ 出力レベル ] に [ 32 / 255 ] を入力します。
![[ チャンネル : ブルー ] を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/07/km212_06_04.jpg)
[ チャンネル : ブルー ] を設定
色のバランスを崩すことができました。

オープンカーの写真を、テクニカル・イラストレーション風に、加工することができました。

精密なテクニカル・イラスト風に加工することができた
写真の生っぽさを軽減!
色のバランスは、RGB 各チャンネルに異なる設定をすることで行います。作例では、元画像の色調補正が不要な状態 ( 適した色調 ) なので、[ 入力レベル ] の中間点のみを操作しています。
イラスト調の共通したポイントである、影を明るくフラットな印象にするには、[ 出力レベル ] のシャドウ点を浅く取ります。これらの組み合わせで、写真の生っぽさを軽減させます。

フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。