【画像合成】円筒形の缶にラベルを貼る方法【ワープ】

【画像合成】円筒形の缶にラベルを貼る方法【ワープ】

【Photoshop基本操作】メッシュをコントロールする[ワープ]を使えば、円筒形に合わせたラベルの変形ができます。しかし、貼り付ける形状にパースがついていると難しいですね。そんなときは、[遠近法]の変形を組み合わせます。計画的な操作で、コーヒー缶にラベルデザインを貼り付けましょう。


先にアンカーを決める!
[ワープ]の操作は、メッシュをコントロールして行います。どんな形状のオブジェクトに対しても、4つの角がすべて等しい四角形のメッシュが表示されます。なので、貼り付ける素材は四角形の方が好ましく、対象物には、その「4つの角」がどこにあるべきか? を判断して、まず、アンカーの位置を決定します。方向線をやたら動かすと、ワケがわからなくなりますよ。
円筒形の缶にラベルを貼る方法
これから行う操作は、コーヒー缶の写真素材に、平面デザインのラベルを違和感なく貼り付ける方法です。缶の形状にシェイプを作成し、[フレームに変換]でマスキングします。[拡大・縮小]と[遠近法]を一連の操作で行い、[ワープ]で形状に合わせたコントロールを行います。
元画像→円筒形の缶にラベルを貼る
貼り付ける領域にシェイプを作成する
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅:1600 pixel]、[高さ:1200 pixel]、[解像度:72 pixel/inch]、[カラーモード:RGB カラー]を使用しています。
素材画像を開く
素材画像を開く
[ツール]パネルから、[ペンツール]を選択します。
[ペンツール]を選択
[ペンツール]を選択
オプションバーで、[ツールモードを選択]に[シェイプ]を選択します。
[シェイプの塗りを設定]に[50%グレー]を設定します。
[ツールモードを選択]に[シェイプ]を選択
[ツールモードを選択]に[シェイプ]を選択
貼り付ける領域をトレースして、[シェイプ 1]を作成します。
貼り付ける領域をトレース
貼り付ける領域をトレース
切り抜きのためのシェイプ!
作成したシェイプには、塗り、または線の設定がありますが、フレームに変換する場合は影響を受けないので何でもかまいません。また、[属性]パネルによる[濃度]、[不透明度]なども反映されません。[パス]のみが変換され、フレームのマスク領域になります。
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フレームに変換する
[レイヤー]メニューから、[新規]→[フレームに変換]を選択、または[レイヤー]パネルで、[シェイプ 1]を右クリックで表示するコンテキストメニューから、[フレームに変換]を選択します。[新規フレーム]ダイアログで、[名前]に「ラベル」を入力して、[OK]をクリックします。
[名前]に「ラベル」を入力
[名前]に「ラベル」を入力
すると、ドキュメントにマスク領域を示すボックスが表示されます。
マスク領域を示すボックスが表示
マスク領域を示すボックスが表示
[レイヤー]パネルで、シェイプレイヤーがフレームに変換された[ラベル]を確認します。
フレームに変換された[ラベル]を確認
フレームに変換された[ラベル]を確認
上級はベクトルマスクを使おう!
作例では、操作方法が簡単な[フレームに変換]を使用していますが、切り抜きの境界線が調整できる[ベクトルマスク]、またはピクセルの不透明度で自然なエッジがつくれる[レイヤーマスク]にも変換が可能です。作品の質を向上させたい方は挑戦してみましょう。
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ラベルをドラッグ&ドロップする
素材画像をダウンロードします。素材画像は、[幅:1124 pixel]、[高さ:1102 pixel]、[解像度:72 pixel/inch]、[カラーモード:RGB カラー]を使用しています。ダウンロードしたファイルは開かず、デスクトップなどの操作しやすい場所に置いてください。ファイルをドラッグ&ドロップすることで、配置画像の自動調整が行えます。
ラベルデザインの画像
ラベルデザインの画像
縦横比を割り出そう!
配置したラベルデザインに変形を加えると、不自然で意図しないゆがみが生じます。画像サイズや縦横比率は十分に注意しましょう。作例のような円筒形の缶に貼り付ける場合は、「缶の直径×3.14÷2」の計算式で幅を割り出し、実寸の比率でトリミングしておきます。使用目的に応じて、ゆとりを持った解像度も確認しておきましょう。
ラベルデザインの画像のファイルアイコンをフレームに直接ドラッグ&ドロップします。
アイコンをフレームに直接ドラッグ&ドロップ
アイコンをフレームに直接ドラッグ&ドロップ
すると、大きさが自動調整されたラベルデザインの画像がフレームでマスクされました。
ラベルデザインの画像がフレームでマスクされた
ラベルデザインの画像がフレームでマスクされた
[レイヤー]パネルで、ラベルの画像が「埋め込みスマートオブジェクト」として配置されていることを確認します。
埋め込みスマートオブジェクトを確認
埋め込みスマートオブジェクトを確認
コピー&ペーストもできる!
フレームでマスクしたい画像は、コピー&ペーストで配置することができます。埋め込みスマートオブジェクトとして自動的に配置される場合もありますが、ファイルをフレームにドラッグ&ドロップしたときのような自動調整は行われません。埋め込みスマートオブジェクトとして配置されない場合は、[レイヤー]パネルで、レイヤーサムネールをドラッグ&ドロップします。
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フレームに合わせて変形する
[command(Ctrl)]+[T]キーを押して、変形のバウンディングボックスを表示します。
変形のバウンディングボックスを表示
変形のバウンディングボックスを表示
バウンディングボックスの側面ハンドルを[shift]キーを押しながらドラッグし、フレームにスナップさせながら縮小します。
[shift]+ドラッグでフレームにスナップ
[shift]+ドラッグでフレームにスナップ
同様にして、反対側の側面ハンドルを[shift]+ドラッグして、ラベルデザインの画像をフレームの大きさに合わせます。
ラベルデザインの画像をフレームの大きさに合わせる
ラベルデザインの画像をフレームの大きさに合わせる
下辺ハンドルを[shift]キーを押しながらドラッグし、エッジの直線が曲線に変わるところへ合わせます。
エッジの直線が曲線に変わるところへ合わせる
エッジの直線が曲線に変わるところへ合わせる
バウンディングボックスの右下のコーナーハンドルを[option(Alt)]+[command(Ctrl)]キーを押しながらドラッグし、コーヒー缶のパースに合わせます。
[option(Alt)]+[command(Ctrl)]+ドラッグ
[option(Alt)]+[command(Ctrl)]+ドラッグ
遠近法でパースに合わせる!
この後の手順で、[ワープ]による円筒形の変形を行いますが、その操作を簡単に効率よく行うため、変形の一連の操作として、[拡大・縮小]と[遠近法]を加えます。埋め込みスマートオブジェクトに遠近法を加えておくことで、[ワープ]を操作する方向線の向きが自動的に整えられます。
4つの角を移動して合わせる(概念図)
4つの角を移動して合わせる(概念図)
作例では、配置による自動調整に加え、[拡大・縮小]と[遠近法]を加えていますが、概念的な操作は、変形のバウンディングボックスの「4つの角」を、[ワープ]に変換したときの「4つのアンカー」になるように移動しておくことが目的です。
ワープで円筒形に変形する
[編集]メニューから、[変形]→[ワープ]を選択します。すると、[ワープ]を操作するメッシュと方向線が表示されます。
STEP 4→メッシュと方向線が表示される
左下と右下の方向点が、それぞれエッジの直線と同じ角度になるまでドラッグして、缶コーヒーの下辺形状を整えます。
方向点をドラッグして形状を整える
方向点をドラッグして形状を整える
エッジの直線と同じ角度で方向点の位置を微調整する
エッジの直線と同じ角度で方向点の位置を微調整する
メッシュの上辺を少し上に伸ばし、方向点をそれぞれドラッグして、エッジの直線に重なる位置で、缶コーヒーの上辺形状を整えます。
方向点をドラッグして形状を整える
方向点をドラッグして形状を整える
エッジの直線上で方向点の位置を微調整する
エッジの直線上で方向点の位置を微調整する
メッシュの内側の交点をそれぞれドラッグして、ラベルデザインの変形を整えます。ラベルデザインが円筒形に変形できたら、[enter]キーを押して変形を確定します。
4つの交点をそれぞれドラッグ
4つの交点をそれぞれドラッグ
ラベルデザインの変形を整える
ラベルデザインの変形を整える
均等分割から遠近法へ!
[ワープ]のメッシュは、均等分割されています。STEP 4 の[遠近法]によって、均等分割されているメッシュの距離は、下辺に行くほど狭くなっています。STEP 5 の操作は、その距離の違いをキープしながら、フリーハンドで整えます。メッシュの内側の4つの交点は、それぞれを少しずつ調整しましょう。
質感と光沢をつける
[レイヤー]パネルで、[背景]を選択します。
[ラベル]フレームサムネールを[command(Ctrl)]キーを押しながらクリックします。
[command(Ctrl)]+クリック
[command(Ctrl)]+クリック
すると、マスク領域の選択範囲が作成されます。
マスク領域の選択範囲を作成
マスク領域の選択範囲を作成
[command(Ctrl)]+[J]キーを押して、選択範囲をコピーしたレイヤーを作成します。
選択範囲をコピーしたレイヤーを作成
選択範囲をコピーしたレイヤーを作成
[command(Ctrl)]+[]]キーを押して、[レイヤー 1]を前面へ移動します。
[レイヤー]パネルで、描画モードに[オーバーレイ]を選択します。
描画モードに[オーバーレイ]を選択
描画モードに[オーバーレイ]を選択
円筒形のコーヒー缶にラベルを貼り付けることができました。
円筒形の缶にラベルを貼ることができた
円筒形の缶にラベルを貼ることができた
質感と光沢の調整は?
元の写真素材を利用した質感と光沢の効果は、対象の素材が「白メカ」や無地のものに限ります。ラベル表面の質感や光沢が強い場合は、[レイヤー 1]の[不透明度]で調整します。数値が小さくなるほどフラットになります。
[不透明度]に「50%」を設定
[不透明度]に「50%」を設定
質感と光沢が弱くなる
質感と光沢が弱くなる

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