写真を絵画調に!ダークなパステル画風

写真を絵画調に!ダークなパステル画風【1】

【Photoshop講座】「パステル」とは、顔料を棒状に固めた絵の具です。場所を選ばず手軽に描くことができるため、デッサンやスケッチに用いられる場合が多いです。白色が効果的に使えるクラフト紙を背景にして、写真の人物をダークな色調のパステル画風に仕上げましょう。作例には、人物の簡単な切り抜き方や、アルファチャンネルの活用方法も含まれています。


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選択範囲の作成テクニック!
選択範囲を保存すると、白黒の画像で境界線が編集できる「アルファチャンネル」が作成されます。不要な部分があっても、アルファチャンネルで黒く塗りつぶせば、簡単に修正ができるワケです。しかし、元の選択範囲がマズイと、アルファチャンネルを修正するのも大変になります。「王道」とも言える選択範囲の作成テクニックは、[クイック選択ツール]で大まかな選択範囲を作成し、[境界線を調整]で曖昧な境界線を自動検出して、その選択範囲をアルファチャンネルに出力(選択範囲を保存)することです。
            
2つのアルファチャンネルを作成する
800 x 800 pixelの素材画像を開きます。
[Photoshop]操作パネル
[Photoshop]操作パネル
Photoshopのフィルター効果は、対象画像のピクセル数に大きく影響されるので、適切な大きさにリサイズしてください。
[ツール]パネルから、[クイック選択ツール]を選択します。
クイック選択ツール
クイック選択ツール
オプションバーで、ブラシの[直径]に「50 px」、[硬さ]に「100%」を設定し、[自動調整]にチェックマークを入れます。
オプションバー
オプションバー
ブラシの[直径]は、対象オブジェクトの形状に合わせ、できるだけ大きなサイズを設定しましょう。
人物の領域をドラッグして、選択範囲を作成します。
人物の領域をドラッグして選択範囲を作成
人物の領域をドラッグして選択範囲を作成
クイック選択ツールの修正方法
選択できなかった部分がある場合は、クリックで少しずつ選択範囲を広げましょう。不要な部分が選択された場合は、[option(Alt)]キーを押しながらドラッグ、またはクリックして、少しずつ選択範囲を削除しましょう。背景の空の大部分が選択されてしまった場合は、選択を解除してやり直してください。
[選択範囲]メニューから、[境界線を調整]を選択します。[境界線を調整]ダイアログで、[エッジの検出]セクションの[スマート半径]にチェックマークを入れ、[半径]に「32」pxを設定します。[出力]セクションの[出力先]に[選択範囲]を選択して、[OK]をクリックします。
[境界線を調整]ダイアログを設定
[境界線を調整]ダイアログを設定
スマート半径とは?
[スマート半径]を有効にしておくと、髪の毛のような曖昧な境界線が自動検出されます。[半径]の設定値は、元の選択範囲の境界線から、どこまでを検出するかの距離です。この設定値は、大きすぎても小さすぎても不自然になります。プレビューで確認しながら調整しましょう。
[エッジの検出]の[スマート半径]で自動検出
[エッジの検出]の[スマート半径]で自動検出
人物の境界線に、調整された選択範囲が作成されました。
調整された選択範囲を確認
調整された選択範囲を確認
[選択範囲]メニューから、[選択範囲を保存]を選択します。[選択範囲を保存]ダイアログで、[OK]をクリックします。
[選択範囲を保存]ダイアログ
[選択範囲を保存]ダイアログ
選択範囲の保存場所は?
[選択範囲を保存]ダイアログでは、選択範囲を保存するドキュメント、チャンネル、名前が設定できます。初期設定では、現在のドキュメントに新規チャンネル[アルファチャンネル 1]を作成します。
選択範囲を保存すると、[チャンネル]パネルに、[アルファチャンネル 1]が作成され、選択範囲のマスクが保存されます。
[チャンネル]パネルで[アルファチャンネル 1]を確認
[チャンネル]パネルで[アルファチャンネル 1]を確認
[選択範囲]メニューから、[色域指定]を選択します。[色域指定]ダイアログで、[選択]に[ハイライト]を選択して、[OK]をクリックします。
[選択]に[ハイライト]を選択
[選択]に[ハイライト]を選択
すると、ハイライトの選択範囲が作成されます。
ハイライトの選択範囲を確認
ハイライトの選択範囲を確認
[チャンネル]パネルで、[選択範囲をチャンネルとして保存]をクリックして、[アルファチャンネル 2]を作成します。[command(Ctrl)]+[D]キーを押して、選択を解除します。2つのアルファチャンネルが作成できました。
[選択範囲をチャンネルとして保存]をクリック
[選択範囲をチャンネルとして保存]をクリック
[選択範囲をチャンネルとして保存]は、[選択範囲]メニューから選択する[選択範囲を保存]と同じ働きをするものです。
2つのアルファチャンネルは、人物を切り抜くシルエットと、白色のパステルを塗る領域です。
人物を切り抜くシルエット
人物を切り抜くシルエット
白色のパステルを塗る領域
白色のパステルを塗る領域
それぞれ最適な選択範囲が作成できるように、必要に応じて修正を加えておきましょう。
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この記事を書いた人

古岡 ひふみ
グラフィックデザイナー。商業広告等の制作会社を経て1988年よりフリー。大阪府箕面市在住。公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会会員。

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