切り抜きを極める!境界線を調整する方法10選

切り抜きを極める!境界線を調整する方法10選

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白い背景にカラーを合成する

白い壁やホリゾントなどで撮影された素材画像の場合、描画モード [ 乗算 ] で合成すると、切り抜きの手間が大幅に削減できることがあります。素材画像の境界線をそのまま活用できるので、毛先の微妙なディテールが抽出できます。
元画像→不透明部分を除いて乗算で合成
【操作方法】
ここでは、べた塗りした背景に、素材画像をコピー&ペーストします。
髪の毛以外の不透明部分の選択範囲を作成します。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を保存 ] を選択します。[ 選択範囲を保存 ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ 新規 ] を選択して、[ OK ] をクリックします。[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
不透明部分の選択範囲を作成→アルファチャンネルに選択範囲を保存
[ イメージ ] メニューから、[ 演算 ] を選択します。[ 演算 ] ダイアログで、[ 第1元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ ブルー ( 反転 ) ]、[ 第2元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ ブルー ( 反転 ) ] を選択します。[ 描画モード ] に [ オーバーレイ ] を選択します。[ 結果 ] に [ 選択範囲 ] を選択して、[ OK ] をクリックします。
[演算]で髪の毛のシルエットを抽出
[ 演算 ] で髪の毛のシルエットを抽出
[ レイヤー ] パネルで、[ レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。素材画像の背景が完全な白色ではない場合、レイヤーマスクモード ( [ option ( Alt ) ] + クリック) で、背景部分を完全な黒色で塗りつぶしておきます。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を読み込む ] を選択します。[ 選択範囲を読み込む ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ アルファチャンネル 1 ] を選択します。[ OK ] をクリックします。
[ 編集 ] メニューから、[ 塗りつぶし ] を選択します。[ 塗りつぶし ] ダイアログで、[ 内容 ] に [ ホワイト ] を選択して、[ OK ] をクリックします。[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
選択範囲でレイヤーマスクを作成→選択範囲を読み込みレイヤーマスクを編集
レイヤーを複製し、前面のレイヤーマスクを選択します。
[ イメージ ] メニューから、[ レベル補正 ] を選択します。[ レベル補正 ] ダイアログで、入力レベルに [ 32 / 0.50 / 255 ] を入力して、[ OK ] をクリックします。
[レベル補正]で境界線の領域を縮小
[ レベル補正 ] で境界線の領域を縮小
[ レイヤー ] パネルで、背面のレイヤーを選択して、描画モードに [ 乗算 ] を選択します。
描画モードに[乗算]を選択
描画モードに [ 乗算 ] を選択
0.5ピクセルの誤差
[ 演算 ] で作成したレイヤーマスクは精度の高いものです。しかし、繊細な髪の毛の境界線は、少し太り気味になる傾向があります。これを調整することは可能ですが、白い背景で撮影された髪の毛なら、[ 乗算 ] で合成する方が簡単です。
同じレイヤーマスクを重ねて、前面のレイヤーマスク (不透明部分) を暗く補正することで、背面の [ 乗算 ] で合成している部分が強く出るようにします。
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