基本がわかる!レイヤーマスクの使い方

基本がわかる!レイヤーマスクの使い方「覚えておきたいパネル操作」

【Photoshop基本操作】レイヤーマスクとは、画像の一部を隠すことができる機能です。たとえば、人物の切り抜きなど、詳細で正確な境界線が求められる場合や、合成画像を段階的にぼかして、背景になじませたい場合に使用します。最初に覚えておきたい、レイヤーマスクのパネル操作を中心に、その使い方をご紹介しましょう。
ピクセル単位で不透明度を調整!
レイヤーマスクを使用するメリットは、元画像をそのままに、マスク領域が再編集できることです。レイヤーマスクの表示領域と非表示領域は、白色と黒色、つまり、明度差によって塗り分けられるものです。したがって、その中間調は、ピクセル単位で不透明度が調整できます。たとえば、魚の尾のように、半透明な部分に、合成画像を反映させることができます。レイヤーマスクで、自然な切り抜きを目指しましょう。
基本がわかる!
レイヤーマスクの使い方
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CHAPTER-01

レイヤーマスクのしくみ

レイヤーマスクは、レイヤーに追加する機能で、画像の一部を隠したい場合に使用します。白黒に塗り分けられた画像から、表示する部分と、隠す部分「マスク領域」を指定します。レイヤーマスク自体は、ドキュメントに表示されることはないので、対象となる画像の一部が、切り抜いた型紙を通り抜けて、背景に投影されるようなイメージです。
レイヤーマスクの概念図
レイヤーマスクの概念図

レイヤーの一部を隠す機能

レイヤーマスクを用いた、いちばんシンプルなレイヤー構造は、レイヤー ( 前面 ) + レイヤーマスク + 背景 ( 背面 ) の3枚です。レイヤーマスクには、必ず、前面のレイヤーが必要です。したがって、そのすぐ背面にある画像と、合成する関係にあるものとして捉えましょう。
レイヤー(前面)+レイヤーマスク+背景(背面)
ドキュメントに表示される合成画像
ドキュメントに表示される合成画像
Pixabay-無料の写真

直感的なパネル操作

[ レイヤー ] パネルでは、レイヤーマスクはレイヤー ( 前面 ) と、同じ層にリンクされます。リンクされたレイヤーマスクは、レイヤーの表示/非表示、移動や拡大・縮小などで同様の動きをします。
レイヤーマスクを確認
レイヤーマスクを確認
レイヤーマスクが追加できない?
透明ピクセルを持たない画像である [ 背景 ] に、レイヤーマスクを追加することはできません。しかし、[ 背景 ] をレイヤーに変更することで、それは可能となります。
[option(Alt)]+ダブルクリック
[ option ( Alt ) ] + ダブルクリック
[ 背景 ] のレイヤーサムネールを [ option ( Alt ) ] キーを押しながらダブルクリック、または、[ 背景 ] の名前を右クリックし、コンテキストメニューから [ 背景からレイヤーへ ] を選択します。

白黒で塗り分けられた領域

レイヤーマスクのしくみは、グレースケールの明度 ( 白黒に塗り分けられた濃淡 ) によって、ピクセルひとつひとつの不透明度に換算します。たとえば、明度 0 % の黒は、不透明度 0 %、明度 50 % のグレーは、不透明度 50 %、明度 100% の白は、不透明度 100 % です。したがって、レイヤーマスクの黒い領域は、透明になり、白い領域は、完全な不透明になります。完全な不透明部分は、そのまま、表示画像として残るワケです。
マスク領域の黒い部分は透明になる
マスク領域の黒い部分は透明になる
階調で不透明度がつくれる!
レイヤーマスク ( ピクセルマスク ) では、256 階調のグレースケールが作成できます。白黒で塗り分けた境界線にも階調があり、もちろん広域なグラデーションも可能です。境界線を滑らかにするアンチエイリアス処理や、細密なノイズを作成することもできるので、あらゆるマスク領域に対応できます。
マスク領域の黒い部分は透明になる
グレースケールの選択率

透明ピクセルに置き換える

レイヤーオブジェクトに選択範囲を作成し、レイヤーマスクを作成すると、マスク領域は、透明ピクセルに置き換えられます。背面に画像がある場合は、透明部分に画像が表示され、前面のマスク画像 ( 切り抜き画像 ) と合成されます。
選択範囲を作成→マスク領域を透明にする
レイヤーマスクを作成できるのはレイヤーのみです。置き換えられた透明ピクセルは、元のピクセル情報を保持したままで、マスク領域に編集が加えられると、透明ピクセルに置き換えられる領域も変化します。
マスク部分は残っている!
レイヤーマスクで隠された部分は、見た目は透明ですが元画像のまま変わらずに残っています。レイヤーマスクを削除、または、効果を一時的に解除すれば、切り抜く前の状態に戻すことができます。このような再編集を可能にするメリットが、レイヤーマスクにはあります。しかし、隠された部分が、そのまま保持されているので、データ容量が大きくなるデメリットも持ち合わせています。
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