曖昧な形状を切り抜く
境界線が曖昧な形状を切り抜く場合は、[ クイック選択ツール ] で大まかな選択を行い、[ 選択とマスク ] オプションの [ スマート半径 ] を活用するといった、自動的にエッジを検出してくれる機能をフルに活用します。
【操作方法】
[ ツール ] パネルで、[ クイック選択ツール ] を選択します。オプションバーで、[ エッジを強調 ] を有効にしてます。
切り抜く対象のオブジェクトをドラッグし、選択範囲を作成します。
オプションバーで、[ 選択とマスク ] をクリックし、[ 属性 (プロパティ) ] パネルで、[ 表示モード ] セクションの [ 表示 ] に [ 黒地 ] を選択します。
[ エッジの検出 ] セクションの [ スマート半径 ] を有効にして、[ 半径 ] に [ 80 px ] を設定します。
[ 属性 (プロパティ) ] パネルで、[ グローバル調整 ] セクションの [ ぼかし ] に [ 0.5 px ]、[ エッジをシフト ] に [ -20% ] を設定します。
[ 出力設定 ] セクションの [ 不要なカラーの除去 ] を有効にして、[ 適用量 ] に [ 50% ] を設定し、[ 出力先 ] に [ 新規レイヤー (レイヤーマスクあり) ] を選択して、[ OK ] をクリックします。
[ レイヤー ] パネルで、背面に任意の背景を作成します。
スマート半径とは?
[ 選択とマスク ] オプションの [ スマート半径 ] は、選択範囲の境界線を中心として、エッジの検出を滑らかな階調で行う機能です。[ 表示モード ] の [ 境界線を表示 ] を有効にしてると、その検出領域が表示されます。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。