マスクの濃度を調整する
マスク領域の濃度を調整して、パートカラーにする領域をはっきりさせましょう。調整方法は、滑らかで詳細な設定が行える [ トーンカーブ ] を使用します。
【操作方法】
[ イメージ ] メニューから、[ 色調補正 ] – [ トーンカーブ ] を選択します。[ トーンカーブ ] ダイアログで、シャドウ点の調整ポイントを選択します。
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調整ポイントを選択
[ 入力 ] に [ 64 ]、[ 出力 ] に [ 0 ]を入力します。
トーンカーブ上をクリックして、調整ポイントを追加します。
![[入力]と[出力]を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/ut186_01_04_02.jpg)
[ 入力 ] と [ 出力 ] を設定
[ 入力 ] に [ 207 ]、[ 出力 ] に [ 128 ] を入力します。
[ OK ] をクリックします。
![[入力]と[出力]を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/ut186_01_04_04.jpg)
[ 入力 ] と [ 出力 ] を設定
マスクの濃度を調整することができました。
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マスクの濃度を調整することができた
[ レイヤー ] パネルで、[ 白黒 ] レイヤーサムネールをクリックして、ドキュメントを画像描画モード (通常表示) に切り替えます。画像描画モードに切り替え
![[白黒]レイヤーサムネールをクリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/ut186_01_04_07.jpg)
[ 白黒 ] レイヤーサムネールをクリック
プリセットを利用する簡単な方法で、黄色い自動車のパートカラーが完成しました。
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プリセットを利用する方法でパートカラーが完成した
ハイライト点を保持!
レイヤーマスクの濃度を調整するコツは、ハイライト点を保持しながら、シャドウ点を削ることです。作例の場合、黄色の領域を黒で塗りつぶすことが目的ですから、その領域内にあるハイライト部分が、これ以上に明るく ( 白く ) なってしまうと困るワケです。
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ハイライト点を保持したカーブを描く
[ トーンカーブ ] では、ハイライト点を現状のまま残して、シャドウ点を 64 レベルまで削って暗くしています。
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フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。