【色調補正】特定の色だけ残してモノクロにする方法【色域指定】

【色調補正】特定の色だけ残してモノクロにする方法【色域指定】

3つのパートカラーをつくろう!

プリセットを利用する方法   2種類の色系統から指定する方法   任意の色域を指定する方法

任意の色域を指定する方法

これから行う操作は、[スウォッチ] パネルからカラーをサンプリングして、パートカラーを作成する方法です。複雑な構造から生まれる同系色の陰影や、幅広い色域を指定したい場合に用います。公衆電話ボックスの赤色だけを残して、他の領域をモノクロ化しましょう。
元画像→パートカラーを作成

パネルの配置を調整する

素材画像を開きます。素材画像は、[幅 : 1920 pixel]、[高さ : 1080 pixel]、 [解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。
素材画像を開く
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photo by MikesPhotos
[スウォッチ] パネルを表示します。
[スウォッチ] パネルを表示
[スウォッチ] パネルを表示

[スウォッチ] パネルからサンプリング!

作例の公衆電話ボックスは、陰影や透明ガラスの内側など、構造的なさまざまな赤色があります。そのため、限られた色域だけでは選択できません。作例では [スウォッチ] を利用します。カラーチップが整列されていない場合は、パネルの大きさを調整してください。同様のスウォッチが表示されない場合は、パネルメニューから、[スウォッチの初期化] を選択します。
カラーチップを整列
カラーチップを整列
[選択範囲] メニューから、[色域指定] を選択します。[色域指定] ダイアログと [スウォッチ] パネルが、同時に見える位置に移動します。
同時に見える位置に移動
同時に見える位置に移動

操作しやすい配置に調整!

これから行う操作は、[スウォッチ] パネルからサンプリングします。[色域指定] ダイアログを表示することで隠れてしまう場合は、パネル上部をドラッグして、[色域指定] ダイアログと [スウォッチ] パネルが、同時に見える位置に移動してください。

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【Photoshop講座】1色だけを残してモノクロにする方法【パートカラー】
サムネールをクリックすると、YouTube 動画にリンクします。

[レッド (より暗い)] を指定する

[色域指定] ダイアログで、[選択] に [指定色域] を選択します。
[許容量] に「100」を入力します。
[選択] に [指定色域] を選択
[選択] に [指定色域] を選択
[階調の反転] にチェックマークを入れます。
[スポイトツール] の選択を確認します。
[階調の反転] をオン
[階調の反転] をオン
[スウォッチ] パネルで、[レッド (より暗い)] をクリックします。
[レッド (より暗い)] をクリック
[レッド (より暗い)] をクリック
[色域指定] ダイアログのプレビュー、または [選択範囲のプレビュー] に [グレースケール] を選択し、ドキュメントウィンドウで、[レッド (より暗い)] の色域が指定されていることを確認します。
色域が指定されていることを確認
色域が指定されていることを確認

最も暗い色域からサンプリング!

[色域指定] では、サンプリング箇所を直接クリックして、任意の色域を指定する方法があります。しかし、その対象が幅広い色域なら、テクニックと時間が必要になるでしょう。なぜならば、画像は細かいピクセルの集合体であり、それぞれが異質のノイズを含んでいるからです。大まかな色域を指定するには、[スウォッチ] パネルにあるようなカラーチップからサンプリングしましょう。作例の公衆電話ボックスは、「鮮やかな赤色」が印象的ですが、その色に潜む暗い色域から、徐々に明るい色域をクリックしていくことがコツです。
RGB スペクトルの色相環 → レッド系の幅広い色域を指定

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[サンプルに追加] を指定する

[色域指定] ダイアログで、[サンプルに追加] を選択します。
[サンプルに追加] を選択
[サンプルに追加] を選択
[スウォッチ] パネルで、[レッド (より暗い)] の上にある、[レッド (暗い)]、[レッド (純色)]、[レッド (明)] を順にクリックします。
レッド列のカラーチップを順にクリック
レッド列のカラーチップを順にクリック
[色域指定] ダイアログのプレビュー、または [選択範囲のプレビュー] に [グレースケール] を選択し、ドキュメントウィンドウで、サンプルに追加されていることを確認します。
サンプルに追加されていることを確認
サンプルに追加されていることを確認

[サンプルに追加] を取り消したい場合は?

[編集] メニューから、[最後の状態を切り替え] を選択して、操作をひとつ前に戻します。作例では、[パステルレッド] を追加すると、背景のレンガ塀が選択されてしまいました。このとき、[色域指定] ダイアログの [サンプルから削除] で、指定から外す方法も考えられますが、複雑な色の要素で指定されるため、それまでに追加した色域からも、同じ要素が削除されてしまいます。[サンプルに追加] を失敗したら、必ず [最後の状態を切り替え] で、操作をひとつ前に戻しましょう。
不要なサンプルを追加してしまった例
不要なサンプルを追加してしまった例
[最後の状態を切り替え] で操作をひとつ前に戻す
[最後の状態を切り替え] で操作をひとつ前に戻す
同じ要領で、[マゼンタレッド (より暗い)] から、[マゼンタレッド (明)] まで順にクリックします。
マゼンタレッド列のカラーチップを順にクリック
マゼンタレッド列のカラーチップを順にクリック
[マゼンタ (より暗い)] から、[マゼンタ (明)] まで順にクリックします。
マゼンタレッド列のカラーチップを順にクリック
マゼンタレッド列のカラーチップを順にクリック
[色域指定] ダイアログのプレビュー、または [選択範囲のプレビュー] に [グレースケール] を選択し、ドキュメントウィンドウで、サンプルに追加されていることを確認します。
サンプルに追加されていることを確認
サンプルに追加されていることを確認

パステル系は追加しない!

パステル系の色を追加すると、指定領域が増えてしまうのでクリックしません。これは色域に含まれる「明度」が関係していて、「彩度」が低く「明度」が高いパステル系をサンプルに追加すると、色の印象よりも明るさを優先してしまう傾向があるからです。パートカラーは色の印象を優先させたいので、パステル系の色はサンプルに追加しません。

彩度が高い色と低い色を指定する

[スウォッチ] パネルで、[CMYK レッド]、[RGB レッド] をクリックします。
[CMYK マゼンタ]、[RGB マゼンタ] をクリックします。
彩度が高い色をクリック
彩度が高い色をクリック
[色域指定] ダイアログのプレビュー、または [選択範囲のプレビュー] に [グレースケール] を選択し、ドキュメントウィンドウで、サンプルに追加されていることを確認します。
サンプルに追加されていることを確認
サンプルに追加されていることを確認
[スウォッチ] パネルで、[バイオレットマゼンタ (より暗い)] をクリックします。
彩度が低い色をクリック
彩度が低い色をクリック
[色域指定] ダイアログで、[OK] をクリックします。
[OK] をクリック
[OK] をクリック
パートカラー以外の領域が選択されました。
選択範囲が作成されたことを確認
選択範囲が作成されたことを確認

サンプルカラーの見分け方!

作例では、[マゼンタレッド] を基本色として、イエロー系に近い [レッド]、ブルー系に近い [マゼンタ] の明るい色から暗い色までの範囲を想定しました。その範囲の中で、彩度が高く明度が暗い [レッド (より暗い)] を最初に指定し、彩度が低く明度が高い [マゼンタ (明)] を最後に指定しました。彩度が MAX 値である [RGB レッド] と [RGB マゼンタ] は、指定した方がいい結果になったので採用し、[バイオレットマゼンタ (より暗い)] は、電話ボックス内部の選択が足りなかったので、青みがかった暗い赤色をサンプルに追加しました。
サンプルに追加したカラー
サンプルに追加したカラー

選択範囲をモノクロ化する

[レイヤー] パネルで、[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成] をクリックし、メニューから [白黒] を選択して、[白黒 1] を作成します。
[白黒 1] を作成
[白黒 1] を作成
選択範囲のレイヤーマスクが自動的に生成され、カラーを残したい部分以外がモノクロになりました。しかし、レッド系の要素を多く含む茶色のベンチや、落ち葉、レンガ塀の一部のカラーが残っています。これらはレイヤーマスクで修正します。
カラーを残したい部分以外がモノクロになる
カラーを残したい部分以外がモノクロになる

型抜きマスクを自動生成!

[白黒] 調整レイヤーを作成すると、残したいカラー以外の領域がモノクロになり、選択範囲のレイヤーマスクが自動的に生成されます。

レイヤーマスクを修正する

[レイヤー] パネルで、[白黒] レイヤーマスクサムネールを [option (Alt)] キーを押しながらクリックします。
[option (Alt)] + クリック
[option (Alt)] + クリック
すると、ドキュメントが、レイヤーマスクモードに切り替わります。
画像描画モード (通常の表示) → レイヤーマスクモード
[ツール] パネルから、[クイック選択ツール] を選択します。
[クイック選択ツール] を選択
[クイック選択ツール] を選択
オプションバーで、[選択範囲に追加] を選択します。ブラシサイズは任意で設定します。
[選択範囲に追加] を選択
[選択範囲に追加] を選択
ドキュメント内をドラッグして、選択範囲を作成します。対象の素材によって、詳細な選択や、ブラシによる描画が必要になることもあります。
ドキュメント内をドラッグして選択範囲を作成
ドキュメント内をドラッグして選択範囲を作成
[編集] メニューから、[塗りつぶし] を選択します。[塗りつぶし] ダイアログで、[内容] に [ホワイト] を選択して、[OK] をクリックします。
[内容] に [ホワイト] を選択
[内容] に [ホワイト] を選択
[command (Ctrl)] + [D] キーを押して、選択を解除します。レイヤーマスクを修正することができました。
レイヤーマスクを修正することができた
レイヤーマスクを修正することができた
[レイヤー] パネルで、[白黒 1] レイヤーサムネールをクリックします。
[白黒 1] レイヤーサムネールをクリック
[白黒 1] レイヤーサムネールをクリック
任意の色域を指定する方法で、赤い公衆電話ボックスのパートカラーが完成しました。
任意の色域を指定する方法でパートカラーが完成した
任意の色域を指定する方法でパートカラーが完成した

グレースケールの選択率!

[白黒] 調整レイヤーのレイヤーマスクは、白い部分が選択される領域で、黒い部分が選択されない領域です。つまり、白い部分に白黒の効果が適用されます。グレースケール画像には、白い部分と黒い部分の他に、曖昧な中間値も存在します。中間値はグレースケールの濃度によって、選択率に強弱が付けられます。
グレースケールの選択率
グレースケールの選択率
3つのパートカラーをつくろう!

プリセットを利用する方法   2種類の色系統から指定する方法   任意の色域を指定する方法

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