【画像合成】パースに合わせて文字を変形する方法【シェイプに変換】

【画像合成】パースに合わせて文字を変形する方法【シェイプに変換】

【Photoshop基本操作】文字の変形なんてカンタン! と思っていませんか? 素材画像のパースに合わせた変形は、フリーハンドで行うべきではありません。なぜなら、変形の違和感はもちろん、余白とのバランスがとても重要だからです。テキストレイヤーをアウトライン化する [シェイプに変換] で、遠近法に忠実な文字の変形を行いましょう。



画質を劣化させない変形!
テキストレイヤーの変形は、ラスター画像のような画質の劣化が現れません。なので、[ワープテキスト] などで、直接変形を加えてしまいがちになりますが、思いどおりの結果にするには、かなりのテクニックと労力が必要です。いや、不可能と言ってもいいでしょう。そこで活用するのが [シェイプに変換] です。テキストレイヤーをベクトル画像に変換することで、画質を劣化させない変形はもちろん、遠くへ行くほど1点に集約する遠近法の変形が簡単に行えます。

ケーキ箱にテキストを貼り付ける

これから行う操作は、撮影した無地のケーキ箱にテキスト (店名などの文字要素) を貼り付ける方法です。テキストレイヤーに [シェイプに変換] を適用し、素材画像のパースに忠実な変形を加えて、違和感のない画像合成を行うことを目的とします。
元画像 → パースに合わせて文字を変形

新規ドキュメントを作成する

[ファイル] → [新規] を選択します。[新規ドキュメント] ダイアログで、[幅 : 512 pixel]、[高さ : 256 pixel]、[解像度 : 72 pixel]、[カラーモード : RGB カラー] を設定して、[作成] をクリックします。
[新規ドキュメント] ダイアログを設定
[新規ドキュメント] ダイアログを設定
新規ドキュメントを作成
新規ドキュメントを作成
ケーキ箱と同じ比率のデザイン紙面!
ここで作成する新規ドキュメントは、撮影した無地のケーキ箱の実際の比率を算出したものです。比率が面倒なら、mm 単位などの寸法で設定しましょう。同じ比率であれば、どんなドキュメントサイズでもかまいません。
ケーキ箱の実際の比率を算出
ケーキ箱の実際の比率を算出
作例では、ケーキ箱の前面の縦横寸法を計測した結果、1 : 2 の比率だったので、[幅] に「512」pixel、[高さ] に「256」pixel を設定しています。
[表示] メニューから、[表示・非表示] → [グリッド] を選択、または[command (Ctrl)] + [@] キーを押して、[グリッド] を表示します。
レイアウトに必要な [グリッド] を表示
レイアウトに必要な [グリッド] を表示
グリッドを設定しよう!
ここでは、[グリッド線 :] に「64」pixel、[分割数 :] に「4」を設定しています。[グリッド] の設定は、[Photoshop CC (編集)] メニューから、[環境設定] → [ガイド・グリッド・スライス] を選択します。
[環境設定] ダイアログでグリッドを設定
[環境設定] ダイアログでグリッドを設定
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文字を入力する

[レイヤー] パネルで、[新規グループを作成] をクリックして、[グループ 1] を作成します。
[グループ 1] を作成
[グループ 1] を作成
デザイン紙面をひとつのグループに!
グループの作成は、複数のデザイン要素をひとつにまとめる役割と、デザイン紙面の領域を決める重要な役割があります。グループ単位での移動も行うので、わかりやすい名前に変更しておきましょう。作例では「confort_logo」を入力しました。
ケーキ箱の実際の比率を算出
[ツール] パネルから、[横書き文字ツール] を選択します。
[横書き文字ツール] を選択
[横書き文字ツール] を選択
オプションバーで、任意のフォントを設定し、[フォントサイズを設定] に「60 pt」を入力します。
[フォントサイズを設定] に「60 pt」を入力
[フォントサイズを設定] に「60 pt」を入力
ドキュメント内をクリックして文字を入力します。ここでは「Confort」を入力しました。
ドキュメントに文字を入力
ドキュメントに文字を入力
同様にして他の文字を入力し、サイズや文字間などを調整して、デザイン紙面を決定します。
デザイン紙面を決定
デザイン紙面を決定
すべてのテキストレイヤーが、グループ「confort_logo」内に作成されていることを確認します。
テキストレイヤーを確認
テキストレイヤーを確認
任意のフォントを設定!
作例では、「Lucida Bright」を設定していますが、フォント環境はご使用のパソコンによって異なります。リスト表示される任意のフォントを設定してください。
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テキストレイヤーをシェイプに変換する

[レイヤー] パネルで、テキストレイヤーを選択します。
テキストレイヤーを選択
テキストレイヤーを選択
[書式] メニューから、[シェイプに変換] を選択して適用します。すると、文字のアウトライン上にパスのアンカーポイントが表示されます。※ベクトル系ツールの選択時のみです。
アンカーポイントが表示される
アンカーポイントが表示される
テキストレイヤーをシェイプに変換
文字のアウトラインパスを作成!
[シェイプに変換] とは、テキストレイヤーの文字をアウトライン化したパスに変換することです。アウトライン? パス? 聞きなれない言葉かもしれませんが、ベクトル画像の分野では基本的な操作です。
テキストレイヤーには、フォントやサイズなどの文字情報が保存されていますが、[シェイプに変換] を適用すると、それらの文字情報から図形情報に変換し、アウトライン化したパスをシェイプレイヤーとして保存します。文字からオブジェクトに変わるワケです。それまでの文字情報は破棄されます。
同様にして他のテキストレイヤーもシェイプに変換します。
すべてのテキストレイヤーをシェイプに変換 ※図はイメージです。
すべてのテキストレイヤーをシェイプに変換 ※図はイメージです。
複数をまとめて変換できる!
[シェイプに変換] は、選択したすべてのレイヤーに適用できます。複数のレイヤーを選択する場合は、[レイヤー] パネルで、レイヤーサムネールを [command (Ctrl)] キーを押しながらクリックします。
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デザイン紙面のアタリを作成する

[レイヤー] パネルで、[新規レイヤーを作成] をクリックし、[レイヤー 1] を作成します。
[レイヤー 1] を作成
[レイヤー 1] を作成
[編集] メニューから、[塗りつぶし] を選択します。[塗りつぶし] ダイアログで、[内容 :] に [ホワイト] を選択し、[OK] をクリックします。
[塗りつぶし] ダイアログを設定
[塗りつぶし] ダイアログを設定
[レイヤー] パネルで、[不透明度 :] に「30%」を入力します。すると、[ホワイト] で塗りつぶされたレイヤーから、文字が見えるようになります。
[不透明度] に「30%」を入力
[不透明度] に「30%」を入力
文字が見えるようになった
文字が見えるようになった
重要な役割を担うレイヤー!
[レイヤー 1] の役割は、仕上げサイズ (箱の外観) 内での塗りの領域を確認するためのものです。この [レイヤー 1] がないと、他のドキュメントに複製したとき、実質的なオブジェクトの領域だけになり、デザイン紙面の領域を失ってしまいます。ドキュメントサイズで塗りつぶしたレイヤーは、[グループ] で一括して変形する場合、パースを合わせる重要な役割を担っています。

グループをドラッグ&ドロップする

素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1600 pixel]、[高さ : 1200 pixel] 、[解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。
素材画像を開く
素材画像を開く
[ウィンドウ] メニューから、[アレンジ] → [2アップ – 縦] を選択します。
デザイン紙面のドキュメントをクリックして選択します。
2つのドキュメントを並べて表示
2つのドキュメントを並べて表示
[レイヤー] パネルで、グループの内容を折りたたみます。
[∨] をクリック → グループを折りたたむ
[グループ] フォルダーを、文字を貼付ける元画像にドラッグ&ドロップします。
[グループ] フォルダーをドラッグ&ドロップ
[グループ] フォルダーをドラッグ&ドロップ
[グループ] のデザイン紙面が配置されたことを確認します。
配置されたデザイン紙面を確認
配置されたデザイン紙面を確認
[グループ] フォルダーを確認
[グループ] フォルダーを確認
分離したウィンドウも可能!
[グループ] のドラッグ&ドロップは、画像ウィンドウを切り離して、2つのウィンドウを並べても行えます。ドロップした際に、画像の領域外にはみ出してしまうこともあるので注意しましょう。

デザイン紙面を変形する

[command (Ctrl)] キーを押しながらドラッグして、デザイン紙面の左上を箱の前面の左上コーナーに合わせます。
箱の前面の左上コーナーに合わせる
箱の前面の左上コーナーに合わせる
[編集] メニューから、[変形] → [自由変形] を選択、または[command (Ctrl)] + [T] キーを押して、変形のバウンディングボックスを表示します。
変形のバウンディングボックスを表示
変形のバウンディングボックスを表示
ハンドルを [command (Ctrl)] キーを押しながらドラッグして、箱の前面のパース形状に合わせます。
バウンディングボックスのコーナーを合わせる
バウンディングボックスのコーナーを合わせる
バウンディングボックスの調整ができたら、[enter] キーを押して変形を確定します。
4辺のハンドルを[command (Ctrl)] + ドラッグして調整
4辺のハンドルを [command (Ctrl)] + ドラッグして調整
デザイン紙面の変形を確定
デザイン紙面の変形を確定
[レイヤー] パネルで、[グループ] フォルダーを展開し、[レイヤー 1] の [レイヤーの表示 / 非表示] をクリックして、レイヤーを非表示、または [レイヤーを削除] にドラッグして削除します。
[レイヤーの表示 / 非表示] をクリック
[レイヤーの表示 / 非表示] をクリック
デザイン紙面に忠実なパースの変形が行えた
デザイン紙面に忠実なパースの変形が行えた
デザイン紙面を他に使用する!
ここでは、ひとつの素材に貼り付けることを前提としていますが、デザイン紙面をシチュエーションが異なる素材に複数使用する場合は、変形のアタリ (レイヤー 1) をシェイプで作成しておく方が便利です。その際は、ドキュメントの端にしっかりスナップさせておきましょう。

共通したカラーを一括して設定する

[レイヤー] パネルで、[グループ] フォルダーを折りたたんで選択します。
[レイヤースタイルを追加] をクリックして、メニューから、[カラーオーバーレイ] を選択します。
[カラーオーバーレイ] を選択
[カラーオーバーレイ] を選択
[レイヤースタイル] ダイアログで、[表示色] セクションの [オーバーレイのカラーを設定] をクリックして、[カラーピッカー] ダイアログを表示します。
[オーバーレイのカラーを設定] をクリック
[オーバーレイのカラーを設定] をクリック
[カラーピッカー] ダイアログで、新しい色に [H : 30°/ S : 50% / B : 45%] を入力して、[OK] をクリックします。
[カラーピッカー] ダイアログを設定
[カラーピッカー] ダイアログを設定
[レイヤースタイル] ダイアログで、[OK] をクリックします。
[レイヤースタイル] ダイアログで [OK] をクリック
[レイヤースタイル] ダイアログで [OK] をクリック
共通したカラーを一括して設定することができた
共通したカラーを一括して設定することができた
レイヤーオブジェクトに色をつける!
レイヤースタイルの [カラーオーバーレイ] は、レイヤーオブジェクト (塗りの部分) に色をつけることができます。なので、元のシェイプレイヤーのカラーが何色に設定されていても、上からおかまいなく色がつけられるワケです。レイヤースタイルは、グループにも追加できるので、共通したカラーを一括して設定する場合に適しています。

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