基本がわかる!新規ドキュメントの作成・CC 2017

基本がわかる!新規ドキュメントの作成・CC 2017

【Photoshop基本操作】新規ドキュメントとは、絵を描く前に用意する白いカンバスのようなものです。Photoshop を起動して、いちばん最初に行う操作でもあります。[新規ドキュメント] ダイアログでは、ファイル名やドキュメントサイズ、解像度などを設定します。


豊富なプリセットから選ぼう!
とりあえず、新しいドキュメントを作りたいけど、どんなサイズがいいのか? 初級ユーザーの方は戸惑うことも多いでしょう。そんなときは、あらかじめ用意されている「プリセット」から、目的に合うものを選べばすばやく作成できます。作業に応じたカラーモードや解像度も合わせて設定してくれるので安心です。

プリセットですばやく作成する

[新規ドキュメント] ダイアログには、あらかじめドキュメントサイズが設定された、豊富な「プリセット」が用意されていています。大まかな用途からプリセットを選択するだけで、適切な単位や解像度などが自動的に設定されます。
[新規ドキュメント] ダイアログを表示する
[ファイル] メニューから、[新規] を選択します。すると、新規ドキュメントの設定が行える [新規ドキュメント] ダイアログが表示されます。[ファイル名] は、保存時でも設定できます。
[ファイル] → [新規]
ショートカットキー : [command (Ctrl)] + [N]
[新規ドキュメント] ダイアログ
[新規ドキュメント] ダイアログ
最近使用したもの
最近使用したファイルのリストで新しいドキュメントを作成します。ファイルのリスト数は、[環境設定] → [ファイル管理] で変更できます。初期設定はテンプレートを除く「20」ファイルです。
保存済み
カスタム設定で保存したドキュメントプリセットで新しいドキュメントを作成します。ドキュメントプリセットの保存は、ファイル名の入力ボックス右側にあるアイコンをクリックし、[プリセットを保存] をクリックします。
写真
[Photoshop 初期設定] を含む、写真プリントの規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、[背景] (カンバス) があり、[解像度] には「300」pixel/inch が自動設定されます。
印刷
US 標準用紙を含む、日本標準用紙の規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、[背景] (カンバス) があり、[解像度] には「300」pixel/inch が自動設定されます。
アートとイラスト
国際標準のポスター、ポスターカードを含む、アートフレームの規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、[背景] (カンバス) があり、[解像度] には「300」pixel/inch が自動設定されます。
Web
MacBook Pro のデイスプレイサイズを含む、Web 用の規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、アートボードが設定され、[解像度] には「72」pixel/inch が自動設定されます。
モバイル
各種スマートフォン、タブレットのデイスプレイサイズを含む、Web 用の規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、アートボードが設定され、[解像度] には「72」pixel/inch が自動設定されます。
フィルムとビデオ
フィルムやビデオの規格サイズで新しいドキュメントを作成します。新規ドキュメントには、[背景] (カンバス) があり、[解像度] には「72」pixel/inch が自動設定されます。
従来型のインターフェースを使用する!
バージョン CC 2017 以降では、従来型のインターフェース (CC 2015 以前) を使用することもできます。[Photoshop CC (編集)] メニューから、[環境設定] → [一般] を選択します。[環境設定] ダイアログで、[オプション] セクションにある [従来の「新規ドキュメント」インターフェイスを使用] にチェックマークを入れます。
プリセットを選択する
[新規ドキュメント] ダイアログの上部にあるメニューから、これから行う作業の用途を選択します。すると、そのカテゴリに含まれるプリセット (一部) が表示されます。
[すべてのプリセットを表示] をクリックすると、すべてのプリセットが表示されます。
ここでは、プリセットに [Photoshop 初期設定] を選択しました。
多彩なカテゴリからプリセットを選択
多彩なカテゴリからプリセットを選択
ドキュメントを作成する
プリセットの設定内容は、ダイアログ右側の [プリセットの詳細] に表示されます。
設定内容を確認して、[作成] をクリックします。
設定内容を確認して [作成] をクリック
設定内容を確認して [作成] をクリック
プリセットの詳細
プリセットの詳細
ドキュメントの名前
新しいドキュメントの名前を入力します。日本語、英数字が使えますが、一部の特殊記号は使えません。ここでの拡張子は不要です。拡張子はドキュメントの保存時にファイルフォーマットを選択すると追加 (初期設定) されます。未入力の場合は、[名称未設定XX] としてドキュメントに保存されます。
ドキュメントプリセットを保存
クリックすると、カスタム設定をプリセットとして保存する項目が展開します。プリセットの名前を入力し、[プリセットを保存] をクリックします。
新しいドキュメントの幅が表示されます。数値は単位によって変換されます。
高さ
新しいドキュメントの高さが表示されます。数値は単位によって変換されます。
単位
ピクセル、インチ、センチ、ミリメートル、ポイント、パイカのいずれかが表示されます。プリント関連は[ミリメートル]、Web関連は [ピクセル] が主に使用されます。
方向
ドキュメントサイズを縦方向、または横方向に変換します。たとえば、縦方向から横方向に変換すると、[幅] が長辺に、[高さ] が短辺に入れ替わります。
アートボード
チェックマークを入れると、[背景] (カンバス) に変わりアートボードが設定されます。Web 関連のプリセットでは、アートボードが有効に設定されています。チェックマークを外すと、標準ドキュメントで作成することができます。
[アートボード] をクリック
[アートボード] をクリック
解像度
新しいドキュメントの解像度が表示されます。プリント関連は「300」pixel/inch、Web 関連は「72」pixel/inch が主に使用されます。
カラーモード
新しいドキュメントのカラーモードが表示されます。標準プリセットでは、すべて [RGB カラー] が設定されています。[CMYK カラー] のプリセットは、カスタム設定となります。
階調モード
新しいドキュメントの階調モードが表示されます。標準プリセットでは、すべて [8 bit] が設定されています。階調モードとは、表現できる階調数を設定するもので、8 bit は 256 階調、16 bit は 65,536 階調、32 bit は 4G 階調であることを示します。
カンバスカラー
新しいドキュメントのカンバスカラー ([背景] の色) が表示されます。標準プリセットでは、すべて [白] が設定されています。アートボードでは、アートボードカラーとして反映されます。
プリセットの設定内容は変更できる!
設定内容を変更して [作成] をクリックすると、[最近使用したもの] に「カスタム」という名前で保存されます。最近使用したファイルのリスト数を越えると削除されるので、頻繁に使用する設定は、[ドキュメントプリセットを保存] で、プリセットを保存しておきましょう。
新しいドキュメントが作成できました。
新しいドキュメントを確認
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標準ドキュメントとアートボードの違い

Photoshop CC 2015 から、アートボード機能が加わり、プリセット [Web] には、[背景] (カンバス) に変わりアートボードが設定されています。アートボードとは、作業領域を示すもので、複数のページをひとつのドキュメントに束ねるようなこともできます。異なるサイズのアートボードも同時に並べて表示できるので、使い方や便利さの幅は広がります。基本的なしくみや操作は、カンバスを[背景]とした標準ドキュメントと同じですが、[レイヤー] パネルの表示が異なるので注意しましょう。

[写真] – [Photoshop 初期設定] (標準ドキュメント)

プリセットの [写真] – [Photoshop 初期設定] は、[幅 : 180.59 mm] [高さ : 180.59 mm] [解像度 : 300 pixel/inch] で、Photoshopの「伝統的」なスタンダードサイズであった [幅 : 512 pixel] [高さ : 512 pixel] [解像度 : 72 pixel/inch] を mm 単位に変換し、解像度を 300 pixel/inch にアップしたものです。なぜこのサイズになったかは不明? 標準ドキュメントと Web 用アートボードとの棲み分けから、高解像度化されたものと思われます。主に印刷用のドキュメントを作成する場合に用います。
[写真] - [Photoshop 初期設定] を選択
[写真] – [Photoshop 初期設定] を選択
[新規ドキュメント] ダイアログ
[プリセットの詳細] を確認
[Photoshop 初期設定] でドキュメントを作成すると、カンバスを [背景] とした標準ドキュメントが表示されます。[背景] は、作成する画像の領域 (印刷用紙の領域) を示すもので、たとえば、これより大きな画像をレイヤーとして配置した場合、カンバス外にはみ出した画像データは保持されますが、ドキュメントには表示されません。
標準ドキュメントを確認
標準ドキュメントを確認
[レイヤー] パネルを確認
[レイヤー] パネルを確認

[Web] – [Web 一般] (アートボード)

プリセットの [Web] – [Web 一般] は、[幅 : 1366 pixel] [高さ : 768 pixel] [解像度 : 72 pixel/inch] で、16 : 9 の画面アスペクト比を持つ、ハイビジョン・ワイドテレビなどのサイズ (フルワイド XGA、FWXGA) です。[Web] に含まれるプリセットは、標準ドキュメントと異なり、作業領域を示すアートボードのサイズで作成されます。
[Web] - [Web 一般] を選択
[Web] – [Web 一般] を選択
[プリセットの詳細] を確認
[プリセットの詳細] を確認
[Web] – [Web 一般] でドキュメントを作成すると、アートボードの領域 (Webスクリーンの領域) を示すドキュメントが表示されます。標準ドキュメントの [背景] はなく、初期設定で [レイヤー 1] が作成され、その [レイヤー 1] を格納した [アートボード 1] で、作業領域が設定されます。アートボードの機能を標準ドキュメントで例えるなら、レイヤーマスクを追加した[グループ]のようなものが、ドキュメント全体を覆っているカンジです。
アートボード表示を確認
アートボード表示を確認
[レイヤー] パネルを確認
[レイヤー] パネルを確認
プリセットの [クリップボード] とは?
直前にコピーした画像の大きさを自動的に設定します。たとえば、現在開いている画像と同じサイズの新規ドキュメントを作成したい場合は、その画像サイズがわからなくても、すべてを選択してコピーした後、[新規ドキュメント] ダイアログを表示します。すると、自動的に [最近使用したもの] – [クリップボード] が選択されて、ドキュメントサイズの数値が設定されています。クリップボードは、新規ドキュメントを作成するときの時短技としもよく使います。
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任意のサイズで作成する

[新規ドキュメント] ダイアログで、任意のサイズで作成したい場合は、右側の各設定項目に直接数値を入力します。[新規ドキュメント] ダイアログは、[最近使用したもの] が選択された状態で表示されますが、他のプリセットを選択した後でも、任意のサイズを設定することができます。上書きして設定を加えると、[最近使用したもの] に [カスタム] という名前で保存されます。
[単位] を設定する
[ファイル] メニューから、[新規] を選択します。[新規ドキュメント] ダイアログで、任意の [単位] を選択します。ここでは、[単位] に [ピクセル] を選択しました。
[新規ドキュメント] ダイアログ
[新規ドキュメント] ダイアログ
[単位] をクリック → 任意の単位を選択
数値は単位によって変換される!
現在設定されている[幅]、[高さ] の数値は、新しく設定する単位によって連動して変換されるので、まず [単位] を選択してから数値を入力します。
[幅] と [高さ] を設定する
[幅] と [高さ] のテキストボックスをそれぞれクリックして、任意の数値を入力します。ここでは、[幅] に「1024」pixel、[高さ] に「576」pixel を設定しました。アートボードで作成したい場合は、[アートボード] にチェックマークを入れます。ここでは、標準ドキュメントで作成したいので、チェックマークは外しておきます。
テキストボックスをクリック → [幅] と [高さ] の数値を入力
[方向] は長辺で自動設定される!
[幅] と [高さ] の長辺を切り替える [方向] は、新しい数値を自動的に判断して設定されます。[幅] の数値が[高さ] の数値より大きい場合は横方向、[幅] の数値が [高さ] の数値より小さい場合は縦方向です。入力後に[方向] を切り替えると、[幅] と [高さ] の数値が入れ替わるので注意してください。
[解像度]を設定する
[解像度] のテキストボックスに任意の数値を入力します。ここでは、[解像度] に「72」pixel/inch を設定しました。[カラーモード] は、[RGB カラー]、[8 bit] に設定しておきます。
テキストボックスをクリック → [解像度] の数値を入力
解像度とは?
[新規ドキュメント] ダイアログの [解像度] とは、これから作成する新規ドキュメントの「密度」を設定するものです。これは「画像解像度」と呼ばれる、画像を構成する画素 (ピクセル) の密度を示すものです。ちょっと難しいですが、Photoshop で作業をするには、大変重要な設定項目です。慣れるまでは、パソコンの「画面解像度」と同じ設定 (「72」pixel/inch、または「96」pixel/inch) にしておくことをオススメします。
詳細オプションを設定する
[詳細オプション] をクリックすると、[詳細オプション] の設定項目が展開されます。[詳細オプション] は、ほとんどの場合、初期設定で対応できます。[カラープロファイル] に [カラーマネジメントしない] が選択されていると、カラープロファイルを含まないプレーンなドキュメントが作成されます。
[詳細オプション] をクリック → [詳細オプション] の内容を確認
[カラープロファイル] をクリックすると、メニューにさまざまなカラープロファイルが表示されます。ここでは、[Adobe RGB (1998)] を選択しました。
カラープロファイルを選択
カラープロファイルを選択
カラープロファイルってなに?
モニタやプリンタなど、個々の機器によって再現される色の違いを補正する情報です。カラープロファイルは、「ICCプロファイル」とも呼ばれていて、Photoshopの初期設定では、「sRGB IEC61966-2.1」が設定されています。商業印刷では、「Adobe RGB (1998)」を使用する場合が多いです。[カラーマネジメントしない] を選択すると、プロファイルは削除されます。
[ピクセル縦横比] とは、ひとつのピクセルの幅、高さの比率を設定する項目です。ここでは、[ピクセル縦横比] に [正方形ピクセル] を選択しました。ビデオ用画像の設定以外では、[正方形ピクセル] に設定しておきましょう。すべての項目が設定できたら、[作成] をクリックします。
すべての項目が設定できたら [作成] をクリック
すべての項目が設定できたら [作成] をクリック
新しいドキュメントを確認
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