【スタイル】ドロップシャドウで輪郭の影をつくる方法【画質・輪郭】

【スタイル】ドロップシャドウで輪郭の影をつくる方法【画質・輪郭】

【Photoshop基本操作】ドロップシャドウとは、Photoshop に搭載されている「レイヤースタイル」の効果のひとつです。タイプフェイスの手法としても、ポピュラーな存在です。文字の形の影を落とすことで、読みやすく際立たせる効果があります。透明ガラスにできるような、光が屈折した輪郭の影もつくることができます。
カーブで輪郭の詳細を変える!
[ 画質 ] セクションの [ 輪郭 ] は、シャドウの階調をカーブで設定して、輪郭の詳細を変える機能です。プリセットの [ 円錐 ] を選択するだけで、輪郭の影をつくることができます。しかし、輪郭の内側が完全に抜けているので、少し暗くなるようにカスタマイズします。
ドロップシャドウで
輪郭の影をつくる方法
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影の輪郭をカスタマイズする

これから行う操作は、レイヤースタイルの [ ドロップシャドウ ] で、透明ガラスにできるような、光が屈折した輪郭の影を設定する方法です。[ レイヤースタイル ] ダイアログには、たくさんの設定項目があります。まず、[ 画質 ] セクションの [ 輪郭 ] に注目しましょう。シャドウの輪郭を決めてから、その他の設定項目を調整することがポイントとなります。
光が屈折した輪郭の影
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【Photoshop講座】ドロップシャドウで輪郭の影をつくる方法【2021】
サムネールをクリックすると、
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基本設定から適性を探る

レッスン用のドキュメントには、あらかじめ、レイヤースタイルにおける、一般的な設定が行われています。ドロップシャドウの各設定を確認してみましょう。
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[ 幅 : 640 pixel ]、[ 高さ : 256 pixel ]、[ 解像度 : 300 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
素材画像を開く
素材画像を開く
[ レイヤー ] パネルで、レイヤー効果の名前 [ ドロップシャドウ ] をダブルクリックして、[ レイヤースタイル ] ダイアログを表示します。
[ドロップシャドウ]をダブルクリック
[ ドロップシャドウ ] をダブルクリック
[ レイヤースタイル ] ダイアログで、[ 構造 ] セクション、[ 画質 ] セクションの各設定を確認してください。
[レイヤースタイル]の各設定を確認
[ レイヤースタイル ] の各設定を確認
[ 構造 ] – [ 不透明度 ]
シャドウの不透明度を設定します。描画モードとシャドウのカラーに影響されます。
[ 構造 ] – [ 角度 ]
シャドウの角度を設定します。[ 包括光源を使用 ] を有効にすると、包括光源を使用した他の効果と連動して、同じ設定値に変更されます。
[ 構造 ] – [ 距離 ]
シャドウの領域を、エッジからの距離 ( px ) で設定します。
[ 構造 ] – [ サイズ ]
シャドウの境界を、中心線からぼかす幅 ( px ) で設定します。中心線はエッジからの [ 距離 ] が反映されます。
[ 画質 ] – [ 輪郭 ]
ドロップシャドウの輪郭をプリセットの中から選択できます。サムネールをクリックすると、[ 輪郭エディター ] ダイアログが表示されます。
[ レイヤーがドロップシャドウをノックアウト ]
チェックマークを付けると、オブジェクトと重なる部分のドロップシャドウが取り除かれます (初期設定)。「無効」は、オーバープリントなどの特殊な使い方に用います。
ベーシックを定義する
[ ドロップシャドウ ] で、「不動の設定」とも言える頼りになる基本設定は、[ 構造 ] セクションの [ 角度 ]、[ 距離 ]、[ サイズ ] です。これらの設定値は、ほとんどの効果で共通して使えます。
[ 角度 : 120°] [ 距離 : 8 px ] [ サイズ : 8 px ]
フォントサイズ : 200 pt ( 解像度 : 72 pixel/inch ) /48 pt ( 解像度 : 300 pixel/inch )
[ 角度 ] の設定値は、視覚心理として安定する「左斜め上」が [ 120 ]°です。これは、ドロップシャドウが光源の角度に等しく、真上の 90°から、左側に 30°傾いた角度です。しかし、これは平面的な角度です。そのため、3次元的な光源の高度については、[ 距離 ] で感じさせることになります。光源の高度は、60°くらいが基準ですね。
シャドウの距離の適正値を割り出す
シャドウの距離の適正値を割り出す
[ 距離 ] の設定値は、対象オブジェクトの高さと、光源の高度で決まります。この場合は、90°、30°、60°の直角三角形の関係 (短辺 1 : 斜辺 2 : 長辺 √3 ) が成り立ちます。√3 は、計算が難しいので、1/2 ほどが適正値だと考えていいでしょう。[ サイズ ] の設定値は、[ 距離 ] を中心線とした「ぼかし幅」です。そのため、MAX 値は2倍まで。適正値は、50 % 〜 150 % の範囲です。
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