写真を絵画調に!色鮮やかな印象派風

写真を絵画調に!色鮮やかな印象派風

【Photoshop講座】風景や人物などを鮮やかな色彩で描く「印象派」。その光と影を巧みに表現する粗いタッチは、近代絵画の先駆けとなりました。モネやシスレーになった気分で、夕日の風景写真を、色鮮やかな印象派風に加工してみましょう。



ブラックの色域で影を青くする!
影が黒いままだと、絵画調の効果は半減します。明るくしたり、鮮やかにすることも必要ですが、もともと明度や彩度を含まない領域では、効果はさほど向上しません。
このような領域を [色域指定] で選択し、RGB のバランスを少し変えると、青っぽくなったり赤っぽくなったり、影に色を感じさせることができます。

光と影を巧みに表現

これから行う操作は、写真を絵画調に加工する方法です。印象派の特徴は、モネやシスレーに代表されるような、鮮やかな色彩を持つ風景画です。
元画像 → 色鮮やかな印象派風
光と影を題材にしたものが多いので、対象の画像には夕景を選ぶとそれっぽくなるでしょう。そこで重要なテクニックとなるのが、絵画にはふさわしくない黒色をいかに変換するかです。光と影を巧みに表現しましょう。
レッスン動画を配信中!
【Photoshop講座】写真を絵画調に!色鮮やかな印象派風
サムネールをクリックすると、レッスン動画にリンクします。

影を明るくして色を感じさせる

素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1280 pixel]、[高さ : 853 pixel]、 [解像度 : 72 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。
素材画像を開く

素材画像を開く
画像の大きさに注意!
Photoshopのフィルター効果は、対象画像のピクセル数に大きく影響されるので、他の素材画像で応用する場合は、あらかじめ適切な大きさにリサイズしてください。
基本がわかる!画像解像度の設定
[レイヤー] パネルで、[背景] を [新規レイヤーを作成] にドラッグして、[背景 コピー] を作成します。
[背景 コピー] を作成

[背景 コピー] を作成
[イメージ] メニューから、[色調補正] → [シャドウ・ハイライト] を選択します。[シャドウ・ハイライト] ダイアログで、[シャドウ] セクションの [量] に「100」% を入力して、[OK] をクリックします。
[シャドウ・ハイライト] ダイアログを設定

[シャドウ・ハイライト] ダイアログを設定
素材画像の影が明るくなりました。
[シャドウ・ハイライト] 適用前と適用後の比較

[シャドウ・ハイライト] 適用前と適用後の比較
シャドウ・ハイライトとは?
[シャドウ・ハイライト] とは、画像の暗い領域、または、明るい領域をそれぞれに調整できる機能です。たとえば、逆光で暗くなった被写体を明るくする場合に適しています。[シャドウ] セクションの [量] 大きくすると、暗い部分だけが明るくなります。
基本がわかる!シャドウ・ハイライト
[量] に「0」% を設定 → [量] に「100」% を設定

ブラックを選択する設定

[シャドウ・ハイライト] の適用によって、影の部分を明るくすることができましたが、さらに明るくするため、画像内のブラックの色域 (無彩色の主にシャドウ領域) を選択して、その部分に色を感じさせる補正を行います。
[選択範囲] メニューから、[色域指定] を選択します。[色域指定] ダイアログで、[選択] に [指定色域] を選択します。
スポイトツールを選択します (初期設定)。
[ツール] パネルで、描画色の [ブラック] をクリックします。
[色域指定] ダイアログで、[許容量] に「200」を設定して、[OK] をクリックします。
[色域指定] ダイアログを設定

[色域指定] ダイアログを設定
描画色の [ブラック] をクリック

描画色の [ブラック] をクリック
[ブラック] の色域が選択されました。
選択範囲が表示されていると、補正の結果が確認しにくいので、[表示] メニューから、[表示・非表示] → [選択範囲の境界線] を選択して、選択範囲を非表示にします。
選択範囲の境界線を非表示

選択範囲の境界線を非表示
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!

レベル補正の設定

ブラックの色域が選択できたら、その領域が青っぽくなるように調整します。[レベル補正] は、明るさや暗さだけではなく、同時にカラーバランスも変えられるので便利です。
[イメージ] メニューから、[色調補正] → [レベル補正] を選択します。 [レベル補正] ダイアログで、[チャンネル] に [ブルー] を選択します。
[出力] レベルのシャドウ点のスライダーをドラッグして、[ブラック] の色域に色を感じさせます。「64」に設定して、[OK] をクリックします。
[レベル補正] ダイアログを設定

[レベル補正] ダイアログを設定
[command (Ctrl)] + [D] キーを押して、選択を解除します。
影を明るくして、青っぽく色を感じさせることができました。
[レベル補正] 適用前と適用後の比較

[レベル補正] 適用前と適用後の比較
補色の影響力を弱める!
チャンネル [ブルー] の [出力レベル] に、上記のような設定を行うと、結果色は青っぽくなります。これは、[ブルー] を強めたわけではなく、[レッド]、[グリーン] に干渉する [ブルー] の階調を浅くすることによって、カラーバランスを変えています。
RGB 画像の場合、カラーバランスは、チャンネルの補色に影響します。チャンネル [レッド] は [シアン]、チャンネル [グリーン] は [マゼンタ]、チャンネル [ブルー] は [イエロー] が補色になります。
続きは↓下の番号をクリック!

1234

スポンサード リンク