ハーフトーンをかける
漫画のイメージには、欠かすことができない、ハーフトーンを設定します。 STEP 1 から STEP 3 までの操作は、すべて、ハーフトーンの仕上がりに影響するものです。再編集で設定値を見直すこともできるので、ここではドットの大きさに注意を払いましょう。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ ピクセレート ] – [ カラーハーフトーン ] を選択します。[ カラーハーフトーン ] ダイアログで、[ ハーフトーンスクリーンの角度 ] の、すべてのボックスに [ 45 ] を入力します。
[ 最大半径 ] に [ 8 ] pixel を入力します。[ OK ] をクリックします。
ハーフトーン最大半径とは?
[ カラーハーフトーン ] のドットの大きさは、対象画像の明度によって変わります。[ 最大半径 ] とは、「ドット密度」を示しています。[ 最大半径 ] は、ドットの中心から、隣り合う(対角)ドットの中心までの距離の 1/2 (半径) です。そのため、[ 半径 ] ではなく、[ 最大半径 ] という名前が付けられています。
モアレの防止
細かいハーフトーンは、モアレ (干渉縞) が発生しやすくなります。画像を少しだけ、ぼかすことで、それを防止することができます。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ ぼかし ] – [ ぼかし (ガウス) ] を選択します。[ ぼかし (ガウス) ] ダイアログで、[ 半径 ] に [ 1.0 ] pixel を入力します。[ OK ] をクリックします。
ハーフトーンを緩和させることができました。
モアレを防止するぼかし
モアレが起きてしまうのは、画像データに問題があるわけではありません。規則正しいリズムから生じる視覚的な現象です。画像を少しだけぼかすことで、モアレを防止することができます。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。