表面に反射光を加える
木目調のテクスチャを背景に使用する場合など、その空間の臨場感を演出したいときには、表面に少しだけ反射光を取り入れるいいでしょう。[ グラデーション ] 調整レイヤーを使用すると、作成後も編集可能なグラデーションが簡単に設定できます。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックし、メニューから、[ グラデーション ] を選択して、[ グラデーション 1 ] を作成します。
[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログで、[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリックし、[ グラデーションエディター ] ダイアログを表示します。
[ グラデーションエディター ] ダイアログで、次のグラデーションを設定して、[ OK ] をクリックします。
【設定値】
[ 位置 : 0 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 0 % ] [ H : 0° / S : 0 % / B : 50 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ H : 0° / S : 0 % / B : 100 % ]
[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログで、[ スタイル ] に [ 線形 ] を選択し、[ 角度 ] に [ 120 ]°、[ 比率 ] に [ 153 ] %を入力して、[ OK ] をクリックします。
グラデーションの角度と比率が設定できました。
グラデーションの幅を調整
[ 比率 ] では、グラデーションの階調幅をコントロールできます。階調幅を狭くするほど光沢感が増し、階調幅を広くするほどフラットな印象になります。
[ レイヤー ] パネルで、描画モードに [ オーバーレイ ] を選択します。
[ 不透明度 ] に [ 50 ] % を入力します。
オイルフィニッシュ風に着色した、木目調のテクスチャが完成しました。
フラットとグロスを使い分ける
作例では、オイルフィニッシュ風を想定しているため、反射光は生木に近いフラットな印象になるよう設定しています。
たとえば、クリア仕上げなどの光沢感をつけたい場合は、黒から白へ変化するグラデーションを用いると、暗い部分をより暗くすることができます。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。