写真をイラスト調に!水彩画の風景スケッチ

写真をイラスト調に! 水彩画の風景スケッチ「たらし込み技法と彩色ムラを再現」

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水彩画の風景スケッチ
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水彩画のベースをつくる

明るさを調整した [ 彩色 ] にフィルター効果を加え、水彩画タッチのベースをつくります。元画像のディテールを崩したり、単純化することによって、風景写真を水彩画の印象に近づけていきます。
水彩画タッチのベースをつくる

ドライブラシを設定

[ ドライブラシ ] は、単体で使用しても、イラスト調にできるパフォーマンスを持ったフィルターです。ここでは、ベースの効果として、[ ドライブラシ ] を中心に、作成方法を考えています。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ フィルターギャラリー ] を選択します。[ フィルターギャラリー ] 操作パネルで、[ アーティスティック ] – [ ドライブラシ ] を選択します。
[ドライブラシ]を選択
[ ドライブラシ ] を選択
[ ドライブラシ ] ダイアログで、[ ブラシサイズ ] に [ 2 ]、[ ブラシの細かさ ] に [ 8 ]、[ テクスチャ ] に [ 1 ] を入力して、[ OK ] をクリックします。
[ドライブラシ]を設定
[ ドライブラシ ] を設定
[ ドライブラシ ] フィルターで、水彩画タッチの効果をつけることができました。
水彩画タッチの効果をつけることができた
水彩画タッチの効果をつけることができた
ドライブラシのコツ!
[ ドライブラシ ] の設定は、まず、[ ブラシサイズ ] を調整しましょう。
[ ブラシサイズ ] は、ピクセルをブレンドする大きさを調整するもので、数値が大きくなるほど、単純化される範囲が広くなり、大きなブラシで描いたようなタッチになります。初期設定は [ 2 ] です。
[ ブラシの細かさ ] は、ブラシを強調するエッジの幅を調整するもので、数値が大きくなるほどエッジの幅が小さくなり、適用画像のディテールを残せます。初期設定は [ 8 ] です。
[ テクスチャ ] は、ブラシのハロー (光りがぼやけて見える現象) を調整するもので、数値が大きくなるほどハローが強くなり、ランダムなタッチが現れます。初期設定は [ 1 ] です。
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ぼかしを設定

[ ドライブラシ ] の欠点は、ジャギーが発生することです。しかし、これは簡単に除去することができます。コントラストを維持させながら、ジャギーを緩和させましょう。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ ぼかし ] – [ ぼかし (ガウス) ]を選択します。[ ぼかし (ガウス) ] ダイアログで、[ 半径 ] に [ 0.5 ] pixel を入力して、[ OK ] をクリックします。
[ぼかし(ガウス)]を設定
[ ぼかし (ガウス) ] を設定
[ ドライブラシ ] の適用による境界線の、ジャギーを緩和させることができました。
[ぼかし(ガウス)]適用後
ジャギーをぼかして緩和!
[ ドライブラシ ] の効果は、色域で測定した範囲のコントラストを高めるため、境界線にジャギー (ギザギザの線) が発生します。
効果的には、このコントラストを維持したいので、[ ぼかし (ガウス) ] には、[ 0.5 ] pixel から [ 1 ] pixel を適用して、ジャギーを少しだけ緩和させます。
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