写真をイラスト調に!暗い画像を明るくしたHDR風

写真をイラスト調に!暗い画像を明るくしたHDR風

【Photoshop講座】HDR とは、露出を変えて撮影した 3 〜 5枚の画像を合成して、幅広いダイナミックレンジを記録する手法です。暗い部分や明るい部分をくっきり鮮明にできるので、通常の被写体を非現実で不思議な作品にする技法にも使われています。そんな「HDR イラスト風」の作品を、一枚の JPEG 画像からもっと簡単に作り出してみましょう。


写実的な違和感を狙う!
「無理な補正」と呼ばれていたものが、HDR の出現によって幅広いダイナミックレンジを獲得し「表現」に生まれ変わりました。しかし、写実的なイラストのようにも見える技法を特徴付けるものは、明瞭になった陰影の違和感ではないでしょうか。
このような表現なら、何も HDR に限定されるものではありませんよね。Photoshop なら、1枚の JPEG 画像からでも「HDR イラスト風」はつくり出せます。
1枚の画像から HDR イラスト風に加工
これから行う操作は、1枚の画像から HDR イラスト風に加工する方法です。レッスンは JPEG 形式の素材画像を使用していますが、現像前の RAW データ、または一般的な画像フォーマットで保存された RGB カラー画像でも、同じ効果がつくり出せます。非現実で不思議な作品に仕上げましょう。
元画像 → 1枚の画像から HDR イラスト風に加工
このレッスンの動画を配信中!
【Photoshop講座】暗いRAW画像をHDR風に明るくする
サムネールをクリックすると、YouTube 動画にリンクします。

ノイズを軽減する

素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1920 pixel]、[高さ : 1280 pixel] 、[解像度 : 300 pixel/inch]、[モード : RGBカラー] を使用しています。RAW データで応用する場合は、任意のファイルを [Camera Raw] で開いてください。
素材画像を開く

素材画像を開く
[レイヤー] メニューから、[スマートオブジェクト] → [スマートオブジェクトに変換] を選択して適用します。
スマートオブジェクトを確認

スマートオブジェクトを確認
スマートオブジェクトとは?
[スマートオブジェクトに変換] を適用すると、[背景] やレイヤーが「スマートオブジェクト」に変換されます。スマートオブジェクトにすることで、適用後の色調補正やフィルターが再編集できます。
[背景] に適用すると、レイヤー名が [レイヤー 0] に変更され、[背景] では設定できなかった [描画モード] や [不透明度]、[位置をロック] などが有効になります。
[フィルター] メニューから、[Camera Raw フィルター] を選択します。[Camera Raw] 操作パネルで、[ディテール] をクリックして表示します。
[ズームレベルの選択] で、「100%」以上の表示倍率を選択します。
[ディテール] をクリックしてズームイン

[ディテール] をクリックしてズームイン
[ディテール] パネルで、[ノイズ軽減] セクションの [カラー] に「35」を入力します。
[輝度] に「75」を入力します。
[輝度のディテール] に「60」を入力します。
[ディテール] の [ノイズ軽減] セクションを設定

[ディテール] の [ノイズ軽減] セクションを設定
[ノイズ軽減] 適用前 → [ノイズ軽減] 適用後
暗い画像にはノイズがつきもの!
光量が不足した暗い画像には、粗いノイズが発生しやすいです。[ノイズ軽減] セクションの [カラー] では、カラーノイズが均一に見えるように調整します。初期設定では「25」が設定されています。
初期設定では「25」が設定されています。[ノイズ軽減] の主な調整は、[輝度] で行います。数値を大きくしすぎると、輪郭がぼやけて精細さがなくなるので、できるだけ控えめな適正値を探りましょう。ぼやけた輪郭は、[輪郭のディテール] でハッキリさせることができます。
[ディテール] パネルで、[シャープ] セクションの [適用量] に「50」を入力します。
[ディテール] の [シャープ] セクションを設定

[ディテール] の [ノイズ軽減] セクションを設定
ノイズを軽減しながらディテールをハッキリさせることができた

ノイズを軽減しながらディテールをハッキリさせることができた
シャープの適正値は?
[シャープ] セクションでは、階調の輪郭を強調して、ディテールをハッキリ見せる調整が行えます。シャープは、HDR イラスト風の特徴のひとつではありますが、効果の繊細な部分でもあるので、ここでは標準的な調整に止めておきます。
[適用量] の初期設定には「25」が設定されています。一般的な用途では、「25 〜 50」程度が適正値でしょう。
続きは↓下の番号をクリック!

123456

スポンサード リンク