【画像の配置】Illustratorのアートワークをコピー&ペーストする方法【ペースト形式】

【画像の配置】Illustratorのアートワークをコピー&ペーストする方法【ペースト形式】

【Photoshop基本操作】Illustrator で作成したアートワークは、Photoshop へコピー&ペーストして配置することができます。しかし、「ベクトル」と「ビットマップ」といった異なる画像形式であるため、用途に応じて4つのペースト形式が用意されています。それぞれの用途と特徴をご紹介しましょう。


再編集のメリットを活かそう!
Illustrator の最大の強みは、解像度に依存しないベクトル画像です。拡大・縮小はもちろん、形状の変更や色の変換など、自由自在の再編集が行えます。Photoshop でも欠かすことができない機能のパスやシェイプ、ベクトルマスクの作成は、Illustrator からのコピー&ペーストを活用すると、効率的でスピーディな作業が行えます。

Illustratorからコピー&ペーストする方法

これから行う操作は、Illustrator で作成したアートワークを、Photoshop のドキュメントへコピー&ペーストして配置する方法です。コピー&ペーストによる配置は、主にパスやシェイプで活用する際に使用するもので、[埋め込みを配置]や[リンクを配置]による[スマートオブジェクトとして開く]の操作方法とは異なります。
Illustratorのアートワークをコピー→Photoshop のドキュメントへペースト
Illustratorでアートワークをコピーする
Illustratorを起動、またはDockでアイコンをクリックします。
Illustratorを起動
Illustratorを起動
アートワークが保存されているドキュメントを開きます。
Illustratorでアートワークを開く
Illustratorでアートワークを開く
解像度の違いに注意!
Photoshop へコピー&ペーストするアートワークのサイズは、Illustrator の[ドキュメント設定]が適用されます。Photoshop のドキュメントが低解像度の場合、アートワークのサイズが異常に大きくなることもあるので、あらかじめ、コピーするアートワークの大きさを調整しておきましょう。
[ツール]パネルから、[選択ツール]を選択します。
[選択ツール]を選択
[選択ツール]を選択
アートワークをクリック、または領域をドラッグして、コピーするアートワークのパスを選択します。
[編集]メニューから、[コピー]を選択して、アートワークをコピーします。
アートワクークを選択してコピーする
アートワクークを選択してコピーする
クリップボード環境設定をチェック!
Illustrator のアートワークが適切にコピーできないときは、[Illustrator(編集)]メニューから、[環境設定]→[ファイル管理・クリップボード]を選択し、[クリップボード]の[終了時]に[PDF]、または用途に応じて[AICB(透明サポートなし)]にチェックマークを入れて試してみましょう。
Illustrator CC 2018 の[環境設定]ダイアログ(部分)
Illustrator CC 2018 の[環境設定]ダイアログ(部分)
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!
Photoshopでアートワークをペーストする
Photoshop を起動、または Dock でアイコンをクリックします。
Photoshopを起動
Photoshopを起動
アートワークをペーストするドキュメントを開きます。
Photoshopでドキュメントを開く
Photoshopでドキュメントを開く
アートワークの大きさに注意!
新規ドキュメント、または作業中のドキュメントウィンドウを選択します。Photoshop へペーストされるアートワークは、Illustrator の[ドキュメント設定]が適用されているので、Photoshop のドキュメントが低解像度の場合、アートワークのサイズが異常に大きくなることもあります。
[編集]メニューから、[ペースト]を選択します。すると、ペースト形式を選択する[ペースト]ダイアログが表示されます。
[ペースト]ダイアログが表示される
[ペースト]ダイアログが表示される
4つのペースト形式
Illustrator のアートワークはベクトル画像です。Photoshop は、主にビットマップ画像で作業しますが、シェイプやパスなどのベクターデータも扱えます。[ペースト]ダイアログでは、Illustrator から Photoshop へコピー&ペーストする形式を、[スマートオブジェクト]、[ピクセル]、[パス]、[シェイプレイヤー]の中から選択します。
4種類の[ペースト形式]から選択
4種類の[ペースト形式]から選択
スマートオブジェクト
[ペースト形式]に[スマートオブジェクト]を選択すると、Illustrator のアートワークがスマートオブジェクトとして Photoshop にペーストされます。
ピクセル
[ペースト形式]に[ピクセル]を選択すると、Illustrator のアートワークがピクセルにラスタライズ(ビットマップ化)され、Photoshop にペーストされます。
パス
[ペースト形式]に[パス]を選択すると、Illustrator のアートワークが[作業用パス]として、Photoshop にペーストされます。
シェイプレイヤー
[ペースト形式]に[シェイプレイヤー]を選択すると、Illustrator のアートワークがシェイプレイヤーに変換され Photoshop にペーストされます。
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!

スマートオブジェクトを選択

[ペースト]ダイアログで、[ペースト形式]に[スマートオブジェクト]を選択して、[OK]をクリックします。
[スマートオブジェクト]を選択
[スマートオブジェクト]を選択
すると、Illustrator のアートワークが、ドキュメントに[ベクトルスマートオブジェクト]でペーストされます。
[ベクトルスマートオブジェクト]でペースト(400% 表示)
[ベクトルスマートオブジェクト]でペースト(400% 表示)
[enter]キーを押して、変形を確定します。
[enter]キーを押して変形を確定
[enter]キーを押して変形を確定
[レイヤー]パネルには、[ベクトルスマートオブジェクト]が作成されています。
[ベクトルスマートオブジェクト]を確認
[ベクトルスマートオブジェクト]を確認
[スマートオブジェクト]の用途と特徴
Illustrator のアートワークをスマートオブジェクトとしてペーストする主な用途は、多くの色で塗り分けられたアートワークや、修正する予定がないものなどです。
オブジェクトを 400% 拡大(400% 表示)
オブジェクトを 400% 拡大(400% 表示)
スマートオブジェクトでは、Illustrator のアートワークで設定されていた色がそのまま反映されます。オブジェクトを[変形]で拡大しても、線と塗りの境界線が滑らかであることが確認できます。拡大・縮小といった変形を加えても、画質が劣化しない編集は可能ですが、アートワークの色を変えたり、形状を変更するような修正や編集は通常では行えません。
スマートオブジェクトの編集方法
スマートオブジェクトの色や形状を編集するには、[レイヤー]メニューから、[スマートオブジェクト]→[コンテンツを書き出し]を選択し、Illustrator 形式のファイルを書き出し、Illustrator で修正を加えます。
スマートオブジェクトに編集内容を反映させるには、[レイヤー]メニューから、[スマートオブジェクト]→[コンテンツを置き換え]を選択して、修正した内容を置き換えます。
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!

ピクセルを選択

[ペースト]ダイアログで、[ペースト形式]に[ピクセル]を選択して、[OK]をクリックします。
[ピクセル]を選択
[ピクセル]を選択
すると、Illustrator のアートワークが、ドキュメントに[ピクセル]でペーストされます。
[enter]キーを押して、変形を確定します。
[ピクセル]でペースト(400% 表示)
[ピクセル]でペースト(400% 表示)
[レイヤー]パネルには、[レイヤー 1]ピクセルレイヤーが作成されています。
[レイヤー 1]を確認
[レイヤー 1]を確認
[ピクセル]の用途と特徴
Illustrator のアートワークをピクセルとしてペーストする主な用途は、多くの色で塗り分けられたアートワークや、ペイント、フィルターなどの加工が必要なものです。
ドキュメントの表示を拡大(1600% 表示)
ドキュメントの表示を拡大(1600% 表示)
ピクセルにラスタライズされたアートワークは、Illustrator で設定されていた色がそのまま反映されます。ズーム表示してみると、四角いピクセルの集合体であることが確認できます。拡大・縮小といった変形を加えると、ピクセルの間引きや補完が行われ、品質を保つことができません。
フィルター適用が可能になる!
ピクセルにラスタライズすると、通常の画像と同じように、ペイント系ツールで直接描画することができ、フィルターなどのさまざまな効果が適用できるようになります。

パスを選択

[ペースト]ダイアログで、[ペースト形式]に[パス]を選択して、[OK]をクリックします。
[パス]を選択
[パス]を選択
すると、Illustrator のアートワークが、ドキュメントに[パス]でペーストされます。
[パス]でペースト(400% 表示)
[パス]でペースト(400% 表示)
[パス]パネルには、ドキュメントに影響を及ぼさない一時的なパス[作業用パス]が作成されています。
[パス]パネルで[作業用パス]を確認
[パス]パネルで[作業用パス]を確認
[パス]の用途と特徴
Illustrator のアートワークをパスとしてペーストする主な用途は、ベクトルマスクやクリッピングパスの作成などです。
[パス選択ツール]などで編集ができる
[パス選択ツール]などで編集ができる
[作業用パス]に変換されたアートワークは、Illustrator で設定されていた色の情報を失い、パスのセグメントのみが表示されます。
ベクトルマスクに活用する!
[作業用パス]は、[パスを選択範囲として読み込む]で選択範囲に変換できるほか、[ベクトルマスク]、[クリッピングパス]なども作成することができ、[パスを保存]で複数のパスを保存することができます。

シェイプレイヤーを選択

[ペースト]ダイアログで、[ペースト形式]に[シェイプレイヤー]を選択して、[OK]をクリックします。
[シェイプレイヤー]を選択
[シェイプレイヤー]を選択
すると、Illustrator のアートワークが、ドキュメントに[シェイプレイヤー]でペーストされます。
[シェイプレイヤー]でペースト(400% 表示)
[シェイプレイヤー]でペースト(400% 表示)
[レイヤー]パネルには、[シェイプ 1]シェイプレイヤーが作成されています。
[シェイプ 1]を確認
[シェイプ 1]を確認
[シェイプレイヤー]の用途と特徴
Illustrator のアートワークをシェイプレイヤーとしてペーストする主な用途は、単色のアートワークや、Photoshop でべた塗りのカラーを設定する場合などです。
[カラーピッカー]でべた塗りのカラーを設定(400% 表示)
[カラーピッカー]でべた塗りのカラーを設定(400% 表示)
シェイプレイヤーに変換されたアートワークは、Photoshop で現在設定されている描画色が適用されます。レイヤーサムネールをダブルクリックすると、べた塗りのカラーが再編集できます。シェイプレイヤーのパスをコピーし、ピクセルレイヤー上でペーストすると[作業用パス]が作成されるので、[ペースト形式]の[パス]と同様の活用方法もできます。
シェイプレイヤーがいちばん便利!
ペースト形式は、用途に応じて選ぶことが大前提ですが、[シェイプレイヤー]がいちばん便利ですね。簡単にべた塗りのカラーが変更できるし、非表示にしておけば[パス]と変わりなく代用できます。[スマートオブジェクト]も重宝しますが、取り扱いがちょっと難しいですね。[ピクセル]が活躍する機会は少ないでしょう。

スポンサード リンク