[ 色彩の統一 ] によって、グレースケールに変換された画像から、元画像のカラーを再現しましょう。

元画像のカラーを再現する理由は、元画像のグレースケールに対して、色相と彩度が、どのように関わっているかを知るための指標です。この作業によって、他のカラーへの変換が論理的に行えます。

カラーサンプルに基づいた色に変換してみましょう。ここでは、元画像からサンプリングしたカラーを数値化し、それを、[ 色相・彩度 ] の設定値に適用します。その結果と元画像を比較すれば、[ 色相・彩度 ] による色変換の傾向がわかります。

[ 色彩の統一 ] では、明るい領域の色相や、彩度が低くなる傾向があることがわかりました。ここでは、[ カラーバランス ] を使って、明るい領域の色相・彩度を調整する方法を取ります。

色変換のベースが作成できたら、色相の数値を変えて、さまざまなカラーに変換してみましょう。元画像と同じ程度の彩度を持つカラーなら、この設定だけで変換できます。