選択範囲からパスを作成する
[ 色域指定 ] の調整で、2階調化に適した選択範囲が作成できたら、その選択範囲から、パスを作成しましょう。境界線を滑らかにする調整は、[ 許容量 ] で行います。
【操作方法】
[ パス ] パネルを表示し、[ パス ] パネルメニューから、[ 作業用パスを作成 ] を選択します。
作業用パスとは?
画像に直接影響を与えないパスです。パスを作成すると、自動的に [ 作業用パス ] が作成されます。そのままベクトルマスクに活用したり、名前を付けて保存すると、編集や複製などが行えます。
[ 作業用パス ] は、パス機能がサポートされているファイル形式 ( PSD や EPS など) では保持できます。しかし、複数のパスを作成したり、クリッピングパスなどに利用する場合は、パスを保存しておく必要があります。
[ 作業用パスを作成 ] ダイアログで、[ 許容値 ] に、[ 2.0 ] pixel を入力し、[ OK ] をクリックします。
[ 色域指定 ] で作成した選択範囲から、[ 作業用パス ] を作成することができました。
選択範囲を作成
選択範囲からパスを作成
境界線の滑らかさを設定
[ 許容値 ] は、選択範囲の境界線に対して、作成するパスをどの程度合わせるかといった数値を設定します。0.5 〜 10.0 pixel が設定でき、数値が小さいほどアンカーポイントの密度が小さくなり、許容される範囲も狭くなります。
たとえば、[ 許容値 ] を [ 2.0 ] pixel に設定すると、許容される範囲が 2.0 pixel 分の調整でパスに変換されます。許容される範囲が広くなるほど、作成されるパスは滑らかになります。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。