テクスチャを着色する
[ 赤錆びた鉄板 ] のベースが作成できたら、モノクロ画像のテクスチャに色をつけます。着色はリアルに見せるポイントです。そのため、錆色のグラデーションに「差し色」を入れることがコツになります。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックし、メニューから [ グラデーションマップ ] を選択して、[ グラデーションマップ 1 ] を作成します。
![[グラデーションマップ1]を作成](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/tex07_07_01.jpg)
[ グラデーションマップ 1 ] を作成
[ 属性 (プロパティ) ] パネルで、[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリックして、[ グラデーションエディター ] ダイアログを表示します。
![[クリックでグラデーションを編集] をクリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/tex07_07_02.jpg)
[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリック
[ グラデーションエディター ] ダイアログで、グラデーションを設定して、[ OK ] をクリックします。
![[グラデーションエディター]を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/09/tex07_07_03.jpg)
[ グラデーションエディター ] を設定
【設定値】
[ 位置 : 0 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ 不透明度 : 100 % ]
[ 位置 : 0 % ] [ カラー : ブラック ]
[ 位置 : 25 % ] [ カラー : H : 353°/ S : 100 % / B : 34 % ]
[ 位置 : 38 % ] [ カラー : H : 176°/ S : 100 % / B : 59 % ]
[ 位置 : 50 % ] [ カラー : H : 352°/ S : 100 % / B : 50 % ]
[ 位置 : 63 % ] [ カラー : H : 18°/ S : 93 % / B : 86 % ]
[ 位置 : 75 % ] [ カラー : H : 34°/ S : 61 % / B : 59 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ カラー : ホワイト ]
何もない状態から赤錆を描くことができました。

何もない状態から赤錆を描くことができた
階調の微妙な変化が不可欠
錆色のポイントは、茶褐色の中に鮮やかな緑色を入れることと、濃淡の配列を交互に入れ替えることで、ハロー (光りがぼやけて見える現象) のような効果をつけることです。
ザラつきながらもメタリックな質感を表現するには、階調の微妙な変化が不可欠です。[ グラデーションマップ ] は、着色しながら階調を変化させることができます。

フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。