選択範囲の不透明度を設定する
選択範囲の不透明度は、クイックマスクを使用すると設定できます。クイックマスクは、赤い半透明のオーバーレイを重ね、一時的なマスクとして、選択範囲が編集できる表示モードです。
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画像描画モード (通常)
クイックマスクモード
クイックマスクモード
クイックマスクモードでは、[ 塗りつぶし ] を実行します。これは、不透明度をコントロールする操作で、[ 生成塗りつぶし ] の適用率に換算されます。
【操作方法】
クイックマスクモードに切り替えます。すると、[ 背景 ] が、赤色のオーバーレイ表示に変わります。クイックマスクモード : [ Q ]
![[べた塗り1]を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2024/06/uf060_03_01_01a.jpg)
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[ べた塗り 1 ] を選択
赤色のオーバーレイ表示を確認
[ 編集 ] メニューから、[ 塗りつぶし ] を選択します。[ 塗りつぶし ] ダイアログで、[ 内容 ] に [ カラー ] を選択します。[ カラー ] を再選択して、[ カラーピッカー ] ダイアログを表示します。
![[内容:カラー]を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2023/09/uf060_03_01_02.jpg)
[ 内容 : カラー ] を選択
[ カラーピッカー ] ダイアログで、[ カラー : H : 0°/ S : 0 % / B : 49 % ] を設定します。明度 : 49 %
[ OK ] をクリックします。
![[カラーピッカー]を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2023/09/uf060_03_01_04.jpg)
[ カラーピッカー ] を設定
[ 塗りつぶし ] ダイアログで、[ OK ] をクリックします。
すると、クイックマスクモードのドキュメントが、赤いオーバーレイ表示に変わります。不透明度によって、オーバーレイカラーの濃度は変わります。
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オーバーレイ表示を確認
画像描画モードに戻すと、オーバーレイ領域から、選択範囲が作成されます。画像描画モードに切り替えます。画像描画モード : [ Q ]
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通常のドキュメント表示に戻ったことを確認
選択範囲が見えない?
50% 以上、選択されているピクセルがありません。そのため、選択範囲の境界線は表示されません。
不透明度でコントロール!
[ 塗りつぶし ] ダイアログで設定した [ カラー ] が、[ 生成塗りつぶし ] の適用量のような働きをします。
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明度を適用率に換算
クイックマスクモードから、画像描画モードに切り替わると、マスク領域が選択範囲に変換されるため、明度 49 % のグレーから、不透明度 49 % の選択範囲が作成されます。
つまり、[ 生成塗りつぶし ] は、選択範囲を対象とするため、不透明度 49% の選択範囲を適用量に換算して、画像生成を行うワケです。
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50 % グレーの生成例
たとえば、50 % グレーで生成すると、元画像のイメージから、離れた結果が多いようでした。わずか 1 % の違いでも、生成結果が大きく異なることから、50 % のしきい値には、何か特別なものがあるようです。100 % なら、元画像の影響をまったく受けません。
革命をもたらす新機能!
Photoshop (Beta) の新機能「生成塗りつぶし (ジェネレーティブ塗りつぶし) 」は、画像生成 AI「Adobe Firefly (Beta)」の機能を、そのままコンテンツ内で使用できるようにしたものです。これまで、何時間もかかったような画像の修正や加工作業が、ほんの数分で仕上げることができます。しかも、驚くようなクオリティです。
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フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。