【Photoshop基本操作】写真の一部に焦点を合わせた効果は、それ以外の領域が大きくぼけるので主体が強調できます。しかし、被写界深度を浅く撮影するには、それなりの機材とテクニックが必要です。画面四隅が暗くなる「ビネット効果」も加え、レトロなカメラで撮影した写真のように加工しましょう。
フェード領域を調整しよう!
[虹彩絞りぼかし] は、ぼかし領域を同心円状に調整する機能です。鮮明な中心から最大ぼかし境界線までには、フェード領域を示す点ハンドルがあります。
初期設定では、ほぼ中間にあり、ぼかし領域を変更すると、その大きさに対して連動します。最大ぼかし境界線を設定したら、主体の形状に応じたフェード領域を調整してみましょう。
ぼかし領域で主体を強調する
これから行う操作は、画像の周りをぼかすことによって、主体をクローズアップする方法です。作例では、枯葉に埋まった人物の写真を使用して、[虹彩絞りぼかし] のぼかし領域をコントロールします。
最大ぼかし境界線の形状やフェード領域を操作して、ぼかしのバランスを変えてみましょう。
![元画像 → [白黒]によるモノクロ変換](https://psgips.net/wp-content/uploads/2017/05/km092_01_00.png)
スマートフィルター用に変換する
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1280 pixel]、[高さ : 854 pixel] 、[解像度 : 300 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。

素材画像を開く
phpto by Pezibear
[フィルター] メニューから、[スマートフィルター用に変換] を適用します。

警告アラート
[レイヤー] パネルで、[背景] がスマートオブジェクトに変換されたことを確認します。レイヤー名は自動的に [レイヤー 0] へ変更されています。

スマートオブジェクトを確認
スマートオブジェクトとは?
[スマートフィルター用に変換] を適用すると、選択したレイヤーが「スマートオブジェクト」に変換されます。スマートオブジェクトにすることで、適用後のフィルターが再編集できます。