【効果】画像の周りをぼかしてクローズアップする【虹彩絞りぼかし】

【効果】画像の周りをぼかしてクローズアップする【虹彩絞りぼかし】

【Photoshop基本操作】写真の一部に焦点を合わせた効果は、それ以外の領域が大きくぼけるので主体が強調できます。しかし、被写界深度を浅く撮影するには、それなりの機材とテクニックが必要です。画面四隅が暗くなる「ビネット効果」も加え、レトロなカメラで撮影した写真のように加工しましょう。


フェード領域を調整しよう!
[虹彩絞りぼかし]は、ぼかし領域を同心円状に調整する機能です。鮮明な中心から最大ぼかし境界線までには、フェード領域を示す点ハンドルがあります。初期設定では、ほぼ中間にあり、ぼかし領域を変更すると、その大きさに対して連動します。最大ぼかし境界線を設定したら、主体の形状に応じたフェード領域を調整してみましょう。
ぼかし領域を調整して主体を強調する
これから行う操作は、画像の周りをぼかすことによって、主体をクローズアップする方法です。作例では、枯葉に埋まった人物の写真を使用して、[虹彩絞りぼかし]のぼかし領域をコントロールします。最大ぼかし境界線の形状やフェード領域を操作して、ぼかしのバランスを変えてみましょう。
元画像→[白黒]によるモノクロ変換
スマートフィルター用に変換する
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は[幅:1280 pixel]、[高さ:854 pixel] 、[解像度:300 pixel/inch]、[モード:RGBカラー]を使用しています。
素材画像を開く
素材画像を開く
[フィルター]メニューから、[スマートフィルター用に変換]を適用します。
警告アラート
警告アラート
[レイヤー]パネルで、[背景]がスマートオブジェクトに変換されたことを確認します。レイヤー名は自動的に[レイヤー 0]へ変更されています。
スマートオブジェクトを確認
スマートオブジェクトとは?
[スマートフィルター用に変換]を適用すると、選択したレイヤーが「スマートオブジェクト」に変換されます。スマートオブジェクトにすることで、適用後のフィルターが再編集できます。
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画像の周りをぼかす
[フィルター]メニューから、[ぼかしギャラリー]→[虹彩絞りぼかし]を選択し、[ぼかしギャラリー]操作パネルを表示します。
[ぼかしギャラリー]操作パネル
[ぼかしギャラリー]操作パネル
ぼかしをコントロールする境界線
初期設定では、画像の縦横比に合わせた「最大ぼかし境界線」が表示されます。4つのハンドルのいずれかをドラッグすると、縦方向、横方向、回転などの変形ができ、右上のポイントをドラッグすると、円形から四角形に変形させることができます。
初期設定の「最大ぼかし境界線」を、主体に合わせた大きさに調整します。作例では、「最大ぼかし境界線」の形状を正円にして調整を行います。境界線上の右下にマウスカーソルを置きます。すると、大きさが変更できる双方向矢印のカーソルに変わります。
境界線上をオンマウス
境界線上をオンマウス
[shift]キーを押しながらドラッグすると、境界線を正円に固定した調整が行えます。
[shift]+ドラッグ→正円に固定して大きさを調整
境界線の内側にある「点ハンドル」をドラッグして、「最大ぼかし境界線」までのぼかしのフェード領域を少し広げます。
点ハンドルをドラッグ→ぼかしのフェード領域を広げる
点ハンドルの役割は?
「最大ぼかし境界線」は[ぼかし]の設定値を示し、「点ハンドル」に近づくほど、ぼかし量は少なくなります。「点ハンドル」の位置は、「最大ぼかし境界線」の大きさに比例して移動するので、まず、「最大ぼかし境界線」の大きさを決めてから、「点ハンドル」の位置を調整するといいでしょう。
[ぼかしツール]パネルで、[ぼかし]に「15 px」を設定し、オプションバーの[OK]をクリック、または[enter]キーを押して、ぼかしを確定します。
「15 px」を設定
「15 px」を設定
主体に焦点を合わせ画像の周りをぼかすことができました。
元画像→画像の周りをぼかすことができた
境界線の外側の調整値!
[ぼかしツール]パネルの[ぼかし]は、「最大ぼかし境界線」の外側の調整値です。内側の「点ハンドル」まではフェード領域で、初期設定は「15 px」に設定されています。これは適用する画像サイズが異なっていても、おなじ設定値が用いられるので、ピクセル数の多い画像では効果が小さく、少ない画像では効果が大きくなります。
「ぼかしコントロール」の操作方法は?
ひとつの「ぼかしコントロール」で、ぼかし幅やぼかしの緩やかな変化、急激な変化が設定できます。鮮明な中心からぼかし領域の末端を示す境界線との間にある「点ハンドル」は、そのフェード領域を設定することができます。
[ぼかしギャラリー]オプションバー
[ぼかしギャラリー]オプションバー
ぼかしコントロール
ぼかしコントロール
最大ぼかし境界線
境界線上をドラッグして、ぼかし領域を拡大・縮小できます。
境界線ハンドル
ハンドルをドラッグして、ぼかし領域を回転できます。
点ハンドル
ハンドルをドラッグして、フェード領域を調整できます。
ぼかしピン
ぼかしピンをドラッグして、ぼかし領域を移動できます。
ぼかしピンをドラッグ→ぼかし領域が移動できる
ぼかしハンドル
外側のリングゲージをドラッグして、[ぼかし]の適用量が調整できます。
ぼかしハンドルをドラッグ→リングゲージが変更される
角丸ハンドル
ハンドルをドラッグして、円形の境界線を四角形に調整できます。
角丸ハンドルをドラッグ→境界線が四角形に調整できる
焦点
オプションバーの[焦点]で、シャープ領域のぼかしの適用度が調整できます。
[焦点]に「100%」を設定→[焦点]に「0%」を設定
「ぼかしコントロール」は、ひとつのドキュメント内に複数作成することができます。既存の「ぼかしコントロール」の領域外をクリックすると作成できます。追加した「ぼかしピン」の中心に焦点が合う仕組みなので、その他の「ぼかしコントロール」と重なる領域は、[ぼかしツール]パネルの[ぼかし]で設定した数値が MAX 値として用いられます。
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レトロな色に調整する
レトロなカメラで撮影した写真のように加工しましょう。[イメージ]メニューから、[色調補正]→[カラールックアップ]を選択します。[カラールックアップ]ダイアログで、[3D LUT ファイル]を選択し、メニューから[Fuji ETERNA 250D Fuji 3510 (by Adobe).cube]を選択して、[OK]をクリックします。
[カラールックアップ]ダイアログを設定
[カラールックアップ]ダイアログを設定
コントラストが強く少し黄みがかった、レトロな色に調整できました。
STEP 2→レトロな色に調整できた
カラールックアップとは?
[カラールックアップ]とは、画像の階調を補正するために用いられる「LUT(Look Up Table)」という、入出力の対照データを使って、現在の階調を変換する機能です。コントラストの強弱やアーティステックな表現まで、用途に応じた LTU を選択するだけで簡単に適用できます。

 

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ビネット効果を加える
画像の周辺を暗くするビネット効果を加えましょう。[フィルター]メニューから、[レンズ補正]を選択します。[レンズ補正]操作パネルで、[カスタム]タブをクリックします。
[レンズ補正]操作パネルで[カスタム]タブをクリック
[レンズ補正]操作パネルで[カスタム]タブをクリック
[周辺光量補正]セクションの[適用量]に「-50」、[中心点]に「+25」を設定して、[OK]をクリックします。
[周辺光量補正]を設定
[周辺光量補正]を設定
ビネット効果を加えることができました。
STEP 3→ビネット効果を加える
画像の周りをぼかして、主体をクローズアップすることができました。
画像の周りをぼかしてクローズアップすることができた
画像の周りをぼかしてクローズアップすることができた
編集可能なビネット効果!
ビネット効果を適用している[レイヤー 0]は、スマートオブジェクトに変換しているので、適用後のフィルターが再編集できます。[レイヤー]パネルで、[レンズ補正]をダブルクリックすると、[レンズ補正]操作パネルが表示されます。ビネット効果の調整は、[周辺光量補正]の[適用量]が強さ、[中心点]が放射状の範囲です。
[レンズ補正]をダブルクリック
[レンズ補正]をダブルクリック

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