切り抜きを極める!透けた布をレイヤーマスクで切り抜く方法

切り抜きを極める!透けた布をレイヤーマスクで切り抜く方法

【Photoshop基本操作】オブジェクトの切り抜きにレイヤーマスクを使用すれば、透けている部分に階調を付けて、不透明度を変化させることができます。元画像の明度や色域から、それぞれ抽出した自然な階調をひとつに合成して、透けた布や女性の髪の毛をすばやく切り抜きましょう。
効率的なアプローチ方法を探る!
切り抜きで、最初に判断しなくてはならないのは、素材画像に応じた選択範囲を、いかに作成するか? というアプローチ方法です。
大別すると「明度」と「色域」があり、このいずれかの要素が、はっきりしている素材なら、詳細な部分でも簡単に、切り抜くことができます。さまざまなアプローチ方法を組み合わせて、効率的な作業を目指しましょう。

階調の違いで不透明度を調整

これから行う操作は、半透明のオブジェクトに対する、ひとつの切り抜き方法です。作例の素材画像は、布 ( ショール ) を掲げている女性で、モノトーンの空と青い布の対比を意図された作品です。
元画像から人物と布を切り抜く → 青空の画像と合成する
photo by Klearchos Kapoutsis
布の透明度が高い部分はより明るく、暗い部分の色は濃くなっているので、その明度差で不透明度を調整できれば、同じような条件で切り抜けるはずです。

画像の明度を抽出する

素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[ 幅 : 1024 pixel ]、[ 高さ : 683 pixel ]、[ 解像度 : 72 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
素材画像を開く
素材画像を開く
photo by Klearchos Kapoutsis
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【Photoshop講座】レイヤーマスクで透けた布を切り抜く
サムネールをクリックすると、レッスン動画にリンクします。
[ イメージ ] メニューから、[ 演算 ] を選択します。[ 演算 ] ダイアログで、[ 第 1 元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ グレー ] を選択します。
[ 反転 ] にチェックマークを入れます。
[ 第 1 元画像 ] セクションを設定
[ 第 1 元画像 ] セクションを設定
演算とは?
[ 演算 ] は、元画像の同一、または、異なる2つのチャンネルを合成して、ドキュメントやチャンネルに出力することができます。
ここでは [ 第 1 元画像 ] に、元画像のグレースケール ( 黒と白だけの階調で構成した画像に変換 ) を選択して、[ 反転 ] にチェックマークを付けることで、明るい部分を黒に、暗い部分を白に入れ替えています。
[ 第 2 元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ グレー ] を選択します。
[ 反転 ] にチェックマークを入れます。
[ 描画モード ] に [ 乗算 ] を選択します。
[ 第 2 元画像 ] セクションを設定
[ 第 2 元画像 ] セクションを設定
元画像の階調を利用する!
[ 描画モード ] に [ 乗算 ] を選択すると、それぞれの階調が乗算されて暗くなるので、空の部分の反転した階調が真っ黒に近付き、髪の毛や布などのシルエットは、暗い部分の階調が真っ白のまま維持されます。白黒をはっきりさせると、切り抜きがよりきれいに行えます。
[ 第 1 元画像 ] に設定した画像 → [ 第 2 元画像 ] を合成した画像
明るい空を背景にした素材では、布や髪の毛のような透けたシルエットを、ディテールを壊すことなく簡単に強調することができます。白でもない黒でもない曖昧な階調を残すことで、合成すると背景が透けて見えるレイヤーマスクを作成することができます。
[ 演算 ] ダイアログで、[ 結果 ] に [ 新規チャンネル ] を選択して、[ OK ] をクリックします。
[ 結果 ] に [ 新規チャンネル ] を選択
[ 結果 ] に [ 新規チャンネル ] を選択
[ 演算 ] を実行すると、[ チャンネル ] パネルに [ アルファチャンネル 1 ] が作成され、ドキュメントウィンドウが自動的にアルファチャンネル表示に切り替わります。
ドキュメントにアルファチャンネルが表示される
ドキュメントにアルファチャンネルが表示される
[ チャンネル ] パネルに作成された [ アルファチャンネル 1 ] を確認しましょう。
[ アルファチャンネル 1 ] を確認
[ アルファチャンネル 1 ] を確認
アルファチャンネルとは?
画像を構成している「チャンネル」、たとえば RGB カラーならレッド、グリーン、ブルーの3つのチャンネルの他に、特殊な第4のチャンネルをプラスアルファすることです。
アルファチャンネルは複数作成することも可能で、元の画像には直接影響を与えない補助チャンネルです。選択範囲の領域を保存したり、編集を加えて新たな選択範囲を作成することなどに活用できます。
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