【ドキュメントの保存】EPS形式で失敗しないオススメ設定【EPSオプション】

【ドキュメントの保存】EPS形式で失敗しないオススメ設定【EPSオプション】

【Photoshop基本操作】EPS 形式とは、ポストスクリプトプリンターで出力することを前提とした、主に印刷用の「古い伝統的」なファイル形式です。ドキュメントを保存するときに現れる [ EPS オプション ] は、DTP アプリケーションや出力先などの、作業を円滑に進めるための設定です。これを改善しましょう。
JPEG エンコードで圧縮する!
[ EPS オプション ] の [ エンコーディング ] は、画像を構成するドットを符号化します。通常では [ ASCII85 ]、または、[ バイナリ ] が選択されています。エンコードは、互換を円滑にするためのものですが、そのためにデータ長が増加して、ファイルサイズが大きくなってしまうデメリットもあります。
JPEG エンコードは、データの欠落や改変があるものの、視覚的な影響を少なくして大幅な圧縮が行われるので、出力環境がそれに対応できるなら、ファイルサイズを小さくすることができます。

EPS 形式の効率的な保存設定

これから行う操作は、PSD 形式のドキュメントを、EPS 形式で保存する効率的なオススメ設定です。推奨される設定は、それぞれの入稿先によって異なるので、事前に印刷所の入稿ガイドなどを確認しましょう。
入稿データのファイル形式

EPS 形式で保存する準備を行う

EPS 形式で保存するドキュメントを開きます。ここでは、Photoshop 形式で作成したドキュメントを開きました。
EPS 形式で保存するドキュメントを開く
EPS 形式で保存するドキュメントを開く
EPS 保存の条件!
EPS 形式では、アルファチャンネル、レイヤー、16 bit、32 bit がサポートされていません。また、用途が印刷用の場合は、カラーモードを RGB から CMYK に変換しておきます。
[ レイヤー ] メニューから、[ 画像を統合 ] を選択して、レイヤーを1枚の画像に統合します。
レイヤーで構成されたドキュメント→[画像を統合]を適用
[ イメージ ] メニューから、[ モード ] – [ CMYK カラー ] を選択して、画像を CMYK に変換します。
警告アラート
警告アラート
[ イメージ ] メニューから、[ モード ] – [ 8 bit/チャンネル ] を選択して、画像を 8 bit に変換します。
[8bit/チャンネル]を選択
[ 8 bit/チャンネル ] を選択
なぜ、EPS 形式なの?
EPS 形式は、古くから採用されている印刷入稿用のファイルフォーマットで、世界中の印刷所にある出力機が対応できる、互換性の優れたファイル形式です。より効率的に、より安全に出力することを目的とされるため、「私は EPS 形式が嫌い!」なんてわがままは言っていられないのです。
しかし、Photoshop がスタンダードとなり、「 PSD 形式」に対応できる出力機も一般化されているので、何がなんでも、EPS 形式でなければならないということではありません。
たとえば、切り抜きで絶大な威力を発揮する透明部分は、ネイティブファイルの PSD 形式でないと保存できません。( EPS 形式での切り抜きはクリッピングパスを使用します。)
印刷所などからの指示や特別な規定がなく、入稿データのファイルサイズを気にしなくてよい条件なら、PSD 形式で統一した方がスマートです。したがって、「 EPS 形式はできる限り使用しない」という考え方が適切なのかも知れません。

[ 別名で保存 ] ダイアログの設定

[ ファイル ] メニューから、[ 保存 ]、または、[ 別名で保存 ] を選択します。[ 別名で保存 ] ダイアログで、[ フォーマット ] に [ Photoshop EPS ] を選択します。
[ カラープロファイルの埋め込み ] にチェックマークを入れます。
[ 保存 ] をクリックします。すると、[ EPS オプション ] ダイアログが表示されます。
[別名で保存]ダイアログを設定
[ 別名で保存 ] ダイアログを設定
埋め込まないこともある?
[ カラープロファイルの埋め込み ] は、ドキュメントを作成したカラーの「身上書」のようなものを付ける機能です。ただし、これはあくまでも推奨設定であり、入稿する印刷所によって、この項目のチェックマークを外しておくことを指示される場合がありますので、必ず確認するようにしてください。
「えっ? 埋め込みしないの?」という疑問がわきますが、カラープロファイルの埋め込みをしないことで、大量の入稿データをプレーンに扱えるという、効率的なメリットがあるからです。
基本がわかる動画を配信中!
チャンネル登録をお願いします!

[ EPS オプション ] の設定

[ EPS オプション ] ダイアログで、[ プレビュー ] に [ TIFF (8 bit/pixel) ] を選択します。
[ エンコーディング ] に [ JPEG – 最高画質 (低圧縮率) ] を選択します。
[ EPS オプション ] ダイアログにあるチェックボックスはすべて外しておきます。すべての設定ができたら、[ OK ] をクリックします。
[EPSオプション]ダイアログを設定
[ EPS オプション ] ダイアログを設定
EPS オプションとは?
作業の表示スピードやファイルサイズの大きさを改善して、適切な EPS 形式のデータを作成します。
プレビュー
パソコン表示用の低解像度画像を設定するもので、一般的には Mac と Win が共有できる [ TIFF (8 bit/pixel) ] を選択します。パソコンでプレビューされる画像は、そのまま ( 高解像度 ) だと表示が重くなるので、この設定をもとに低解像度の画像を自動的に割り当てます。
エンコーディング
画像のデータを置き換える形式を設定するもので、初期設定では、[ ASCII85 ]、または、[ バイナリ ] が選択されています。これらの形式では、元データをそのまま置き換えられますが、ファイルサイズが大きくなり、現実的ではない場合も多くあります。
PostScript Level 2 以上のポストスクリプトプリンタに限り、JPEG エンコードが使用できるので、一般的には [ JPEG-最高画質 (低圧縮率) ] が多く用いられています。

スポンサード リンク