エッジに焼け焦げを加える
引き続き、レイヤースタイルに効果を追加します。抜き文字の外側に焼け焦げを作成するため、オブジェクトの影を落とす [ ドロップシャドウ ] を活用します。
【操作方法】
[ レイヤースタイル ] ダイアログで、[ スタイル ] メニューから、[ ドロップシャドウ ] をクリックします。
[ 構造 ] セクションの [ 描画モード ] に [ 乗算 ] を選択します。
[ 不透明度 ] に [ 100 ] % を入力します。
[ シャドウのカラーを設定 ] をクリックして、[ カラーピッカー ] ダイアログを表示します。
[ カラーピッカー ] ダイアログで、新しい色に [ H : 32°/ S : 80 % / B : 37 % ] を設定して、[ OK ] をクリックします。
[ レイヤースタイル ] ダイアログで、[ 構造 ] セクションの [ 角度 ] の [ 包括光源を使用 ] を無効にして、[ 距離 ] に [ 0 ] px、[ スプレッド ] に [ 35 ] %、[ サイズ ] に [ 16 ] px を入力します。
抜き文字のエッジに焼け焦げが作成できました。
スプレッドとは?
レイヤスタイルのドロップシャドウを含む効果には、[ スプレッド ] という設定項目があります。これは陰影の中間調を増幅させて、少し膨らんだような濃いシャドウが表現できます。
通常、オブジェクトの形状に陰影を落とすワケですが、[ サイズ ] によるぼかし幅は、中間点 (オブジェクトの形状) を基準として内側と外側を均等にぼかします。
たとえば、[ サイズ ] に [ 16 ] px、[ スプレッド ] に [ 100 ] % を設定すると、中間点がぼかし幅の外側いっぱいに振られるので、ドロップシャドウはくっきり鮮明になり、オブジェクトの形状より [ 8 ] px 大きなドロップシャドウが作成されます。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。