【Photoshop基本操作】「ビネット効果」とは、カメラレンズの特性により、画像の周辺が暗くなる現象です。「ケラレ」と呼ばれるレンズ性能の悪さを示すものですが、主体を際立たせたレトロな効果があります。彩度を濃くする「ディープ」。明度を暗くする「ダーク」。2種類の調整を両立させて、自然なビネット効果を作成しましょう。
対象となる素材画像を開いて、ビネット効果の元になる、塗りつぶしレイヤーを作成します。塗りつぶしレイヤーを活用することで、どんな比率の画像にも対応できる効果が作成できます。
【操作方法】
素材画像をダウンロードします。素材画像は、[ 幅 : 1080 pixel ]、[ 高さ : 1080 pixel ] 、[ 解像度 : 300 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
[ レイヤー ] パネルで、[ 新規グループを作成 ] をクリックします。
すると、[ 背景 ] の前面に、[ グループ 1 ] が作成されます。
グループ名を [ ビネット効果 ] に変更します。
ここでは、50%グレーの塗りつぶしレイヤーを作成します。50%グレーは、すべての階調の中間調になり、描画モードでは、中性色となる重要な色です。これを1枚めの効果の元とします。
【操作方法】
[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックして、メニューから、[ べた塗り ] を選択します。
[ カラーピッカー ] ダイアログで、[ カラー : 50% グレー ] を設定します。[ OK ] をクリックします。
自動的に作成された、レイヤーマスクは必要ありません。レイヤーマスクサムネールを、[ レイヤーを削除 ] にドラッグして、レイヤーマスクを削除します。
すると、警告アラートが表示されます。[ 削除 ] をクリックします。