写真をイラスト調に!4色ポスタライズ「階層を滑らかにする方法」【2024】

【Photoshop講座】人物の写真をポスタライズする方法です。ポスタリゼーションは、明るさや色の違いを簡略化して、段階的な層に分けることができます。パラメーターだけの簡単操作!このレッスンでは、Ver.25.11.0 を使用しています。
中間調でコントロール!
ここで行うポスタリゼーションは、4つの階調しかありません。ノイズを含む画像では、階調数が少なくなるほど、不要な粒子が目立つようになります。これは、明るさがわずかに異なるだけでも、別の階層に属する可能性が高くなるためです。階層の領域を制御するのは、[ シャドウ・ハイライト ] の中間調です。最も暗い階層を決めて、中間調をコントロールしましょう。
写真をイラスト調に!
4色ポスタライズ

人物写真をポスタライズ

これから行う操作は、人物の写真をポスタライズする方法です。ポスタリゼーションを使用すると、明るさと色の違いを段階的な階層に分けて簡略化できます。
元画像
4色ポスタライズ
主要なディテールを残しながらノイズを軽減して、階層を滑らかにする方法をご紹介しましょう。
レッスン動画を配信中!
サムネールをクリックすると、
レッスン動画にリンクします。

背景を白色に設定する

ここでは、数少ない4つの階層に分けたポスタライズを想定しています。そのため、人物のハイライト領域と同じ階層に属する白色の背景を、塗りつぶしレイヤーを使用して設定します。
人物を切り抜く
背景を白色に設定

人物を切り抜く

人物を切り抜くための選択範囲を作成します。[ 被写体を選択 ] は、人工知能が自動的に作成してくれる機能です。ただし、この機能を活用できる素材は、画像内に、他の被写体がない場合に限ります。複数の被写体がある場合は、あらかじめ、必要な部分だけをトリミングしておきましょう。
【操作方法】
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[ 幅 : 1920 pixel ]、[ 高さ : 1080 pixel ] 、[ 解像度 : 72 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
素材画像を開く
photo by Pexels
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 被写体を選択 ] を選択します。
被写体を選択
選択方法を選ぶ!
[ 被写体を選択 (クラウド処理) ] は、デバイス上の処理よりも詳細な結果を取得できます。数ある選択方法の中にあって、最もパフォーマンスが高いコマンドです。被写体を選択のクラウド処理 : [ Photoshop (編集) ] - [ 環境設定 ] - [ 画像処理 ]
[ レイヤー ] パネルで、[ マスクを追加 ] をクリックします。
レイヤーマスクが追加されたことを確認します。
レイヤーマスクを確認
人物写真のマスク領域が、透明ピクセルに変換されたことを確認してください。
透明ピクセルを確認
透明ピクセルとは?
透明部分は、[ 環境設定 ] で設定された、グリッドが表示されます。レイヤーマスクで隠された部分は、見た目では透明ですが、元画像はそのまま、変わらずに残っています。レイヤーマスクを削除、または、効果を一時的に解除すれば、切り抜く前の状態に戻すことができます。
このような再編集を可能にするメリットが、レイヤーマスクにはあります。しかし、隠された部分が、そのまま保持されているので、データ容量が大きくなるデメリットも、持ち合わせています。

塗りつぶしレイヤーを設定

背景を透明ピクセルに置き換えることができたら、ホワイトを敷いて、切り抜きの状態を確認しましょう。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、 [ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックし、メニューから、[ べた塗り ] を選択して、[ べた塗り 1 ] を作成します。
[ べた塗り 1 ] を作成
[ カラーピッカー ] ダイアログで、新しい色に [ ホワイト ] を設定します。H: 0° / S: 0 % / B: 100 %
[ OK ] をクリックします。
[ カラーピッカー ] を設定
[ べた塗り 1 ] を背面へ移動します。背面へ移動: [ command ( Ctrl ) ] + [ [ ]
背面へ移動
人物の背景が白色になったことを確認してください。
背景を白色に設定
すべてのレイヤーを選択します。すべてのレイヤーを選択: [ command ( Ctrl ) ] + クリック
すべてのレイヤーを選択
[ レイヤー ] メニューから、[ スマートオブジェクト ] – [ スマートオブジェクトに変換 ] を選択します。
スマートオブジェクトに変換されたことを確認してください。
スマートオブジェクトを確認
スマートオブジェクトとは?
レイヤーや背景を、スマートオブジェクトに変換しておくと、適用するフィルターや、色調補正などの調整が、再編集できるようになります。
続きは↓下の番号をクリック!

ページ: 1 2 3