基本がわかる!髪の毛の切り抜き「選択とマスクの使い方」

基本がわかる!髪の毛の切り抜き「選択とマスクの使い方」【2022】

基本がわかる!髪の毛の切り抜き
選択とマスクの使い方
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切り抜き方を考える

髪の毛の切り抜きに向いているものは「背景なしの順光」です。髪の毛の切り抜きに不向きなものは「背景ありの逆光」です。
切り抜きの向き・不向き
背景なしの順光
「背景なし」とは、被写体の背景が白、または、明るい単色のホリゾントで撮影されたものです。「順光」とは、被写体の正面に光が当たっている状態です。
この2つの条件を満たしている被写体は、境界線の色相や明度がはっきりしているので、選択範囲の作成が簡単です。
背景ありの逆光
「背景あり」とは、被写体の背景が、風景や建物などをバックに撮影されたものです。「逆光」とは、被写体の背面に光が当たっている状態です。
この2つの条件を満たしている被写体は、境界線の色相や明度が曖昧になるので、選択範囲の作成が難しいです。
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基本がわかる!髪の毛の切り抜き「選択とマスクの使い方」【2022】
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選択範囲を作成

2つの素材に、[ 被写体を選択 ] を適用します。「背景なしの順光」では、同系色の境界線も正確に検知されています。「背景ありの逆光」では、境界線が光っているため、部分的に検知が不正確です。
選択範囲を作成

透明ピクセルに置き換え

[ 被写体を選択 ] で作成した選択範囲から、レイヤーマスクを追加します。透明ピクセルに置き換えた結果では、2つの素材とも、切り抜きが正常に行われたように見えます。
透明ピクセルに置き換え

背景に白地を敷く

背景に白地を敷きます。ここでは、背面に塗りつぶしレイヤーを作成しています。順光と逆光の差は、髪の毛の透けている部分に現れます。「背景なしの順光」では、元画像の背景が明るいグレーだったので、髪の毛の透けている部分に、不要なカラーは目立ちません。「背景ありの逆光」では、元画像の背景や、逆光で透けた髪の毛が影響して、ネガフィルムのような不自然さを感じます。
背景に白地を敷く

背景に黒地を敷く

背景に黒地を敷きます。ここでは、背面に塗りつぶしレイヤーを作成しています。「背景なしの順光」では、境界線に明るいグレーが残り、黒地には馴染んでいません。「背景ありの逆光」では、逆光をひとつの効果として捉えるなら、全体の境界線が明るいので、白地よりも不自然さは感じません。
背景に黒地を敷く

不要なカラーを除去

元の背景の明るさは、切り抜き後もそのまま残ります。繊細な髪の毛にとって、それを取り除くことは、すべてを取り除くことになります。そのため、不要なカラーを髪の毛の色に変換する除去方法を取ります。
不要なカラーを除去
順光では、黒地に馴染みましたが、逆光では、その効果が十分ではありません。「背景なしの順光」と「背景ありの逆光」は、相反する例です。素材選びや、切り抜きの参考にしましょう。
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