【Photoshop基本操作】デジカメで撮影した画像ファイルを自動的にリサイズしたい場合、問題となることは、縦位置と横位置で撮影された画像が混在している点です。縦横どちらかの長辺を指定した大きさに一括変換できる [画像のフィット] を使用すれば、すべての画像が統一した大きさにリサイズできます。
これを知らなきゃ損をする!
[画像のフィット] は、縦横いずれかの長辺を自動的に判断してくれるので、さまざまなサイズが混在する大量の画像データであっても、あっという間に処理できます。画像のリサイズといえば、一般的には [画像解像度] を思い浮かべますが、[画像のフィット] という選択肢を加えると、自動化の可能性もずいぶん広がることでしょう。
サムネール画像の作成を自動化する
これから行う [画像のフィット] を利用した自動処理は、大きさが異なる複数の画像から、Web 用のサムネール画像を作成するときに便利です。作例で選択する実行フォルダーには、縦位置と横位置の画像が混在し、それぞれの大きさも縦横比も違います。

実行フォルダー (元画像データ)
サムネール画像の見た目を揃えるには、縦横いずれかの長辺サイズを統一します。たとえば、横位置の画像の長辺が 3072 pixel、縦位置の画像の長辺が 4288 pixel という違ったサイズでも、それぞれの長辺を同じサイズに自動処理します。


アイコン表示と同じような処理
画像データのアイコン表示では、画像サイズが異なっていても、定められた領域内 (正方形) で長辺が統一されています。これと同じような Web 用のサムネール画像を作成する自動処理だと考えてください。
アクションを作成する
アクション作成用の画像を開きます。
[ウィンドウ] メニューから、[アクション] を選択します。すると、[アクション] パネルが表示されます。
![[アクション] パネルを表示](https://psgips.net/wp-content/uploads/2016/02/p283b_1_03.png)
[アクション] パネルを表示
[アクション] パネルで、任意のアクションセットを選択します。
[新規アクションを作成] をクリックします。
![[新規アクションを作成] をクリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2016/02/p283b_1_04.png)
[新規アクションを作成] をクリック
[新規アクション] ダイアログで、[アクション名] に任意の名前を入力します。ここでは、「画像のフィット (256 x 256)」というアクション名を入力しました。
[アクション名] が入力できたら、[記録] をクリックします。
![任意の名前を入力して [記録] をクリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2016/02/p283b_1_05.png)
任意の名前を入力して [記録] をクリック
アクション作成用を使用!
アクションを作成するには、その内容を記録するための画像が必要です。この画像は、アクション作成用なので、編集しても困らないもの、または、オリジナルを複製したものを使用しましょう。