明度の差を増幅させる
[ 演算 ] では、ドキュメント内の別のレイヤー、または、同じレイヤーを合成して、結果に出力することができます。ここでは、同じグレースケール画像を合成して、明度の差を増幅させましょう。
【操作方法】
[ 演算 ] ダイアログで、[ 第 2 元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ グレー ] を選択します。
[ 描画モード ] に [ オーバーレイ ] を選択します。
すると、明度の差を増幅した画像が、ドキュメントウィンドウにプレビューされます。
オーバーレイで濃淡を増幅
[ 第 1 元画像 ] のグレースケールだけでは、あまり明度の差が出ません。これは破棄された色相、彩度から、それぞれ明度に割り当てられた値があるからです。
[ 第 2 元画像 ] の [ 描画モード ] に選択した [ オーバーレイ ] は、基本色のハイライト、シャドウを保ちながら、合成色の情報を乗算して、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くします。中間値は 50% グレーで、これを境界として濃淡が増幅されます。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。