フォントでつくる!
破れた段ボールの文字
[ STEP-01 ]
[ STEP-02 ]
[ STEP-03 ]
[ STEP-04 ]
[ STEP-05 ]
[ STEP-06 ]
破れた上面をつくる
上面の板紙にレイヤーマスクを作成して、文字列の上部をビリビリと破いたように加工していきます。中芯と接着された箇所にも縞模様を作成して、段ボールらしい質感を追求していきましょう。
上面の設定を変更
中芯の [ 明るさ・コントラスト ] 調整レイヤーを複製して、上面の設定として流用します。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 明るさ・コントラスト 1 ] を [ 新規レイヤーを作成 ] にドラッグして、レイヤーを複製します。
レイヤーを前面へ移動します。
[ プロパティ ] パネルで、[ クリッピングマスクを作成 ] を有効にします。
[ 上面 ] を表示して選択します。
[ 効果 ] を展開します。
[ ドロップシャドウ ] をダブルクリックします。
ドロップシャドウを変更
上面のドロップシャドウは、下面までの距離に変更します。複製したドロップシャドウの重なり部分は、描画モード [ 乗算 ] によって加算されます。ドロップシャドウが濃い場合は、[ 不透明度 ] で調整してください。
【操作方法】
[ 不透明度 ] に、[ 35 ] % を入力します。
[ 距離 ] に、[ 6 ] px を入力します。
[ サイズ ] に、[ 6 ] px を入力します。
[ OK ] をクリック
上面の縞模様を作成
上面の縞模様は、中芯の波形に対して明暗を反転します。さらに、暗い筋を細くしてはっきりさせます。[ レベル補正 ] の調整は、レイヤーマスク上で行います。そのため、シャドウ点の階調を大胆に削ります。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 明るさ・コントラスト 1 のコピー ] の、レイヤーマスクを選択します。
階調を反転します。ショートカットキー : [ command ( Ctrl ) ] + [ I ]
[ イメージ ] メニューから、[ 色調補正 ] – [ レベル補正 ] を選択します。[ 入力レベル ] に、[ 192 / 1.00 / 255 ] を設定します。
[ OK ] をクリックします。
横縞のパターンを細く、はっきりさせることができました。
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明るさ・コントラストを変更
上面の縞模様は、明暗の差を少なくします。[ 明るさ・コントラスト ] を変更しましょう。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 明るさ・コントラスト 1 のコピー ] を選択します。
[ 明るさ・コントラスト 1 のコピー ] を選択
[ プロパティ ] パネルで、[ 明るさ ] に、[ 5 ] を入力します。
[ 明るさ・コントラスト 1 のコピー ] を変更
地味だが重要な効果
上面の縞模様は、中芯と接着された箇所を表現します。中芯の波形と同じ、横縞のパターンを使用しているので、位置はぴったり合います。わずかな明るさの違いですが、段ボールの質感には欠かせない効果です。
グループを作成
グループを作成することで、共通のレイヤーマスクを追加することができます。このレイヤーマスクは、破く領域を形成する重要な働きをします。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 上面 ] を [ shift ] キーを押しながらクリックして、2枚のレイヤーを選択します。
[ 新規グループを作成 ] をクリックします。
2枚のレイヤーを格納した、[ グループ 1 ] が作成されました。
破く領域をマスク
【操作方法】
[ ツール ] パネルで、[ なげなわツール ] を選択します。
[ レイヤー ] パネルで、[ レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。
[ グループ 1 ] に、レイヤーマスクが追加されたことを確認してください。
適当にドラッグ?
破く領域は、適当にドラッグした方がそれっぽいです。考えすぎると、不自然さが出るかも知れません。あまりギザギザさせず、滑らかに波うたせて、手早く選択してください。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。