【Photoshop基本操作】切り抜きの良し悪しは、境界線の処理で決まります。しかも、それは 0.5 ピクセルという繊細な範囲で行われるものです。ひとつの切り抜き作業に対して、いろいろな方法を組み合わせて完成させることが前提ですが、どんな方法があるのか? それを知らなきゃ始まらないこともあるかと思います。その代表的な境界線を調整する方法の「概要」をご紹介しましょう。
【操作方法】
[ 背景 ] から [ レイヤー ] に変換して複製し、髪の毛以外の不透明部分の選択範囲を作成します。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を保存 ] を選択します。[ 選択範囲を保存 ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ 新規 ] を選択して、[ OK ] をクリックします。[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 色域指定 ] を選択します。[ 色域指定 ] ダイアログで、[ 階調の反転 ] を有効にして、[ 選択範囲のプレビュー ] に [ 白マット ] を選択します。ドキュメント内で、髪の毛に近い青空の部分をクリックします。
[ サンプルに追加 ] をクリックし、[ 許容量 ] に [ 25 ] を設定して、ドキュメント内で、青空の領域の選択されていない部分を数カ所クリックします。[ 許容量 ] に [ 100 ] を設定して、[ OK ] をクリックします。
[ レイヤー ] パネルで、前面のレイヤーを非表示にして、背面のレイヤーを選択します。[ レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を読み込む ] を選択します。[ 選択範囲を読み込む ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ アルファチャンネル 1 ] を選択します。[ OK ] をクリックします。
レイヤーマスクモード ( [ option ( Alt ) ] + クリック ) で、表示領域を塗り分ける編集を行い、[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
画像描画モード ( [ option ( Alt ) ] + クリック) に切り替え、レイヤーを選択します。
[ レイヤー ] メニューから、[ マッティング ] – [ 不要なカラーの除去 ] を選択します。[ 不要なカラーの除去 ] ダイアログで、[ 量 ] に [ 50% ] を設定して、[ OK ] をクリックします。
前面のレイヤーを表示して、[ アルファチャンネル 1 ] の選択範囲でレイヤーマスクを作成します。