【操作方法】
ここでは、グラデーションを作成した背景に、素材画像をコピー&ペーストします。
髪の毛以外の不透明部分の選択範囲を作成します。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を保存 ] を選択します。[ 選択範囲を保存 ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ 新規 ] を選択して、[ OK ] をクリックします。[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
[ イメージ ] メニューから、[ 演算 ] を選択します。[ 演算 ] ダイアログで、[ 第1元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ レッド ]、[ 第2元画像 ] セクションの [ チャンネル ] に [ レッド ] を選択します。[ 描画モード ] に [ オーバーレイ ] を選択します。[ 結果 ] に [ 選択範囲 ] を選択して、[ OK ] をクリックします。
[ レイヤー ] パネルで、[ レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。素材画像の背景が完全な黒色ではない場合、レイヤーマスクモード ( [ option ( Alt ) ] + クリック) で、背景部分を完全な黒色で塗りつぶしておきます。
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を読み込む ] を選択します。[ 選択範囲を読み込む ] ダイアログで、[ チャンネル ] に [ アルファチャンネル 1 ] を選択します。[ OK ] をクリックします。
[ 編集 ] メニューから、[ 塗りつぶし ] を選択します。[ 塗りつぶし ] ダイアログで、[ 内容 ] に [ ホワイト ] を選択して、[ OK ] をクリックします。[ command ( Ctrl ) ] + [ D ] キーを押して、選択範囲を解除します。
レイヤーを複製し、前面のレイヤーマスクを選択します。
[ イメージ ] メニューから、[ レベル補正 ] を選択します。[ レベル補正 ] ダイアログで、入力レベルに [ 32 / 1.00 / 255 ] を入力して、[ OK ] をクリックします。
[ レイヤー ] パネルで、背面のレイヤーを選択して、描画モードに [ スクリーン ] を選択します。
拡散光に注意!
光の性質に「拡散光」というものがあります。これはさまざまな物体から反射してきた光で、特に暗い部分で確認しやすく、大気中の微粒子による反射光も含まれます。
人物の影の部分や髪の毛には、このような拡散光が潜んでいて、うまく切り抜いたつもりでも違和感が出るのはこのためです。素材に応じた背景色を選ぶことは、これらの違和感を抑える効果があります。