ノイズを軽減する [応用例]
[ ディテール ] セクションの設定項目は、お互いに干渉し合う特性があるので、無計画な操作は非効率です。まず、[ シャープ ] に、暫定値を設定することがコツになります。

ノイズを軽減する操作は、[ シャープ ]、[ カラーノイズの軽減 ]、[ ノイズ軽減 ] の順番で行います。
![[ディテール]セクションの設定順](https://psgips.net/wp-content/uploads/2022/05/uf039_03_01_00b.jpg)
[ ディテール ] セクションの設定順
シャープに暫定値を設定
[ シャープ ] は、[ アンシャープマスク ] と同様の設定項目です。ノイズを軽減して、ぼやけたディテールを引き締める役割です。
[ シャープ ] に [ 50 ] を入力します。暫定値
![[シャープ]に[50]を入力](https://psgips.net/wp-content/uploads/2022/05/uf039_03_01_01.jpg)
[ シャープ ] に [ 50 ] を入力
逆にノイズが強くなりました。

逆にノイズが強くなる
なぜ、強くする?
たとえば、先にノイズを軽減しても、[ シャープ ] の設定で、また、ノイズが浮き出てくるかも知れません。そのため、これ以上、シャープを強くしない状態を、先につくっておくワケです。
カラーノイズの軽減
[ カラーノイズの軽減 ] に [ 25 ] を入力します。これも暫定値です。暫定値
![[カラーノイズの軽減]に[25]を入力](https://psgips.net/wp-content/uploads/2022/05/uf039_03_02_01.jpg)
[ カラーノイズの軽減 ] に [ 25 ] を入力
カラーノイズは軽減しましたが、輝度ノイズはそのまま残ったままです。

輝度ノイズはそのまま残る
詳細設定を展開!
[ ディテール ] は、ブレンドするしきい値を、全体の階調レベルから比率で設定します。初期設定は [ 50 ] で、これはシャドウ点から中間調を示します。[ 滑らかさ ] は、彩度を均一に近づける強さです。初期設定は [ 50 ] です。

フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。