【Photoshop基本操作】目を大きくしたり、スッキリ小顔にする画像加工が、プロパティをコントロールするだけでカンタンにできてしまいます。[顔立ちを調整] は、画像から自動的に顔を検出して、目、鼻、口はもちろん、顔の形状や額の広さまで、それぞれが詳細に調整できるので、不自然になりがちな印象も解消できます。
左右対称に整える!
人の顔って、ホントは左右対称じゃないですよね? そのアンバランスさを整えるだけでも、[顔立ちを調整] の利用価値は大いにあります。盛るだけが顔面補正じゃない!(笑) 「目は口ほどに物を言う」ということわざ通り、目は重要な部位ですから、最後の仕上げに少しずつ数値を変えて見比べてみましょう。
目を大きくスッキリ小顔に補正する方法
これから行う操作は、[ゆがみ] フィルターの [顔立ちを調整] を使って、人物の顔を補正する方法です。作例では、明確な変化をわかりやすくするため、Max 値を基準に用いていますが、くれぐれも違和感のない補正を優先してくださいね。

画像から顔を自動検出する
素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[幅 : 1280 pixel]、[高さ : 1280 pixel]、 [解像度 : 300 pixel/inch]、[モード : RGB カラー] を使用しています。

素材画像を開く
photo by TheDigitalArtist
[レイヤー] メニューから、[スマートオブジェクト] → [スマートオブジェクトに変換] を選択して適用します。
![[スマートオブジェクトに変換] を適用](https://psgips.net/wp-content/uploads/2019/07/uf019_01_02.png)
[スマートオブジェクトに変換] を適用
スマートオブジェクトとは?
[スマートオブジェクトに変換] を適用すると、[背景] やレイヤーが「スマートオブジェクト」に変換されます。スマートオブジェクトにすることで、適用後の色調補正やフィルターが再編集できます。[背景] に適用すると、レイヤー名が [レイヤー 0] に変更され、[背景] では設定できなかった[描画モード] や [不透明度]、[位置をロック] などが有効になります。
[レイヤー] メニューから、[ゆがみ] を選択します。[ゆがみ] プロパティパネルで、[顔立ちを調整] セクションを展開します。
![[顔立ちを調整] をクリック](https://psgips.net/wp-content/uploads/2019/07/uf019_01_03.png)
[顔立ちを調整] をクリック
[ゆがみ] プロパティパネルで、[顔ツール] を選択します。
![[顔ツール] を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2019/07/uf019_01_04.png)
[顔ツール] を選択
すると、プレビュー画面に、自動検出されている顔マーカーが表示されます。
目、鼻、口などの部位にカーソルを合わせると、それぞれの形状を象ったコントローラーが表示されます。

画像から顔が自動検出される
直感的なドラッグ操作!
[顔立ちを調整] では、[顔ツール] により直感的なドラッグ操作が行えます。マーカー上にあるコントロールポイントをドラッグすることで、水平方向、または垂直方向、回転などの変形ができます。目、鼻、口は、部位単位で移動することもできます。
