【Photoshop基本操作】画像のゆがみは、広角レンズで撮影した場合に多く現れます。水平と垂直が定まっていないこともあるので、傾きだけの補正で、トリミングすることは難しいです。[ レンズ補正 ] を使用すると、遠近の収束とゆがみが同時に設定できます。一度の操作で、補正から切り抜きまでを実行しましょう。

これから行う操作は、画像のゆがみを補正して切り抜く方法です。広角レンズ特有の膨らんだゆがみは、構造的なもので、画角が広くなればなるほど、膨らんだゆがみ [ 歪曲収差 ] は大きくなります。

しかし、遠近で収束する現象 (パースペクティブ) は、どんな場合にでも起こることです。そのため、これらを切り離して考える方が得策です。[ レンズ補正 ] で、ゆがみと遠近の収束を補正しましょう。

広角撮影のゆがみを補正する作業は、画像の変形にあたります。あらかじめ、スマートオブジェクトに変換しておくと、ゆがみを補正した後でも、変形の設定値が見直せます。