【Photoshop基本操作】レイヤースタイルとは、レイヤーの塗りの部分に対して、立体的な効果や、ドロップシャドウなどが、すばやく適用できる機能です。元画像には、編集を加えません。そのため、適用後も設定を変更したり、効果だけを、他のコンテンツにコピー&ペーストできます。
ピクセルを意識しよう!
テキストレイヤーに含まれる文字は、実物の大きさである「ポイント ( pt ) 」によって決められますが、それは、ドキュメントの解像度によって換算された、数値が適用されます。
レイヤースタイルの単位は、ほとんどが、解像度に依存する「ピクセル ( px ) 」を使用しています。そのため、実物の大きさは用いられません。ドキュメント上での単位にはピクセルを意識しましょう。
これから行う操作は、テキストレイヤーにレイヤースタイルを適用する、基本的な操作方法です。新規ドキュメントに文字を入力し、プリセットに含まれている「スタイル」を適用します。スタイルは、それぞれの初期設定で適用されます。そのため、対象となるオブジェクトには、最適化されません。オブジェクトの大きさに応じた調整を行いましょう。
【操作方法】
[ ファイル ] メニューから、[ 新規 ] を選択します。[ 新規ドキュメント ] ダイアログで、[ 幅 ] に [ 1280 ] pixel、[ 高さ ] に [ 640 ] pixel、[ 解像度 ] に [ 72 ] pixel/inch を設定して、[ 作成 ] をクリックします。
解像度を確認しよう!
レイヤースタイルを適用するドキュメントは、新規ドキュメントの他に、JPEG や PNG などの、画像フォーマット形式で保存されたファイルを、Photoshop で開いたものでもかまいません。
新規ドキュメント以外のドキュメントに適用する場合は、あらかじめ解像度を確認し、Web 用なら 72 pixel/inch 〜 96 pixel/inch、印刷用なら 300 pixel/inch 〜 350 pixel/inch を設定してください。
[ ツール ] パネルで、[ 横書き文字ツール ] を選択します。
オプションバーで、任意のフォントを設定して、[ フォントサイズを設定 ] に [ 300 pt ] を入力します。
[ アンチエイリアスを設定 ] に [ 滑らかに ] を選択します。
ドキュメント内をクリックして、ポイントテキストで文字を入力します。
文字の間隔を空けよう!
レイヤースタイルの効果には、エッジの側面に、境界線が設定されている場合が多いです。そのため、隣接する文字が近いと、スペースが足りなくなってしまいます。あらかじめ、トラッキングなどで、文字の間隔を少し空けておくと効果的です。
文字列が欧文の場合は、[ 文字のカーニングを設定 ] に [ オプティカル ]、[ 選択した文字のトラッキングを設定 ] に、[ 25 ] を設定しておくといいでしょう。