形状に合わせて調整する
楕円形パスの作成により、パスの位置は、コーヒーカップの上部に合いましたが、側面は内側に入り込んでいます。これを、ひとつの、アンカーポイントの移動だけで調整しましょう。
【操作方法】
[ ツール ] パネルで、[ パス選択ツール ] を選択します。
すると、楕円形を構成する、アンカーポイントが表示されます。
下辺のアンカーポイントを選択します。
アンカーポイントを、[ shift ] キーを押しながら、下方向へドラッグします。カップ側面の、およその形にパスを合わせます。
マウスボタンを離すと、ライブシェイプを解除するアラートが表示されます。[ はい ] をクリックします。
カーブを維持した変形
側面の形状は、垂直線から内側に緩やかなカーブを描いています。別の曲線をスムーズにつなぐには、方向線の調整も必要です。側面のアンカーポイントから下に伸びる方向線の長さを調整しましょう。
側面のアンカーポイントを、クリックして選択します。方向点を下へドラッグして、カップ側面の形にパスを調整します。
方向線の長さを左右揃えると、左右対称の正確な形状に調整できます。
パスを構成する要素
パスの操作は、杭に張ったロープのような感覚で行うといいでしょう。各部の名称や働きも、杭に張ったロープに置き換えると、覚えやすいかも知れません。
アンカーポイント
パスの曲がり角を示す点で、[ パス選択ツール ] でクリックすると、そのアンカーポイントの方向線が表示されます。セグメント
2つのアンカーポイントをつなぐ線です。方向線
アンカーポイントからセグメントが伸びる方向と、その強さを長さで示します。方向点 (ハンドル)
方向線の終端を示す点で、[ パス選択ツール ] や、[ アンカーポイントの切り替えツール ] でドラッグして編集できます。フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。