【カラールックアップ適用例一覧】
デバイスリンク
[ デバイスリンク ] セクションのプリセットファイルは、[ ColorSync ] に含まれている、カラープロファイル ( ICC ) が読み込まれたものです。RGB の変換テーブルが設定されていて、各階調の変化は、比較的単調な印象があります。
[ デバイスリンク ] セクションのラジオボタンを選択すると、[ ColorSync ] に含まれているカラープロファイル ( ICC ) で、カラー調整されるメニューが表示されます。
[ 3D LUT ファイル ] のような、たとえば、コントラストを強くしながら、彩度を抑えるような効果がなく、全体的に色調が変えられただけです。そのため、表現に物足りなさを感じます。
Anime Palette
[ レンズフィルター ] ( [ カスタム ]、[ H : 150°/ S : 10 % / B : 90 % ]、[ 適用量 : 100 % ]、[ 輝度を保持 ] 相当) と同じ効果です。
[ デバイスリンク ] – [ Anime Palette ]
ColorNegative
[ パステルシアン ] を描画モード [ オーバーレイ ] でべた塗りし、[ 階調の反転 ] を適用したものと同じ効果です。
[ デバイスリンク ] – [ ColorNegative ]
RedBlueYellow
RGB のカラーバランスが調整されています。シャドウ領域は赤色、中間調は青色、ハイライト領域は黄色が基調にされています。
[ デバイスリンク ] – [ RedBlueYellow ]
Smokey
[ レンズフィルター ] ( [ カスタム ]、[ H : 40°/ S : 30 % / B : 90 % ]、[ 適用量 : 100 % ]、[ 輝度を保持 ] 相当) と同じ効果です。
[ デバイスリンク ] – [ Smokey ]
TealMagentaGold
[ レンズフィルター ] ( [ カスタム ]、[ H : 357°/ S : 30 % / B : 86 % ]、[ 適用量 : 100 % ]、[ 輝度を保持 ] 相当) と同じ効果です。
[ デバイスリンク ] – [ TealMagentaGold ]
デバイスリンクはいらない?
これはあくまでも個人的な見解で「使うな!」という意味ではありません。[ カラールックアップ ] の便利さには変わりないので、効果が気に入ったら使うべきです。
ただ、せっかくの [ カラールックアップ ] なのだから、単調なカラー調整に使うのは「もったいない」ということです。基本的な仕組みは、[ プロファイル変換 ] と同じですから…。
フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。