写真をイラスト調に!精密なテクニカル・イラスト風「ノイズのないフラット面とシャープを両立させる」

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精密なテクニカル・イラスト風

フロントガラスに色をつける

フロントガラスは透明ですが、フレームのみでは不自然です。切り抜いた座席部分には、空色を反射した、ガラスの存在が感じられます。その部分の色に合わせて、グラデーションで塗りつぶしましょう。

パスを表示

フロントガラスの塗りつぶし領域を作成しましょう。このレッスンでは、あらかじめ、作業に必要なパスを素材画像に保存しています。
【操作方法】
[ パス ] パネルを表示します。
[ フロントガラス ] を選択します。
[ フロントガラス ] を選択
[ レイヤー ] パネルを表示します。
グループ [ ボディ・カラー ] を選択します。
グループの内容を折りたたみます。

塗りつぶしレイヤーを新規作成

表示したパスから、塗りつぶしレイヤーを作成しましょう。ここでは、新規レイヤーオプションで、描画モードを設定します。パスから作成した塗りつぶしレイヤーは、自動的にシェイプレイヤーが適用されます。
【操作方法】
[ option ( Alt ) ] キーを押しながら、[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックして、メニューから、[ グラデーション ] を選択します。
[ option ( Alt ) ] + クリック
[ 新規レイヤー ] ダイアログで、[ レイヤー名 ] に「フロントガラス・カラー」を入力します。
[ 描画モード ] に、[ 乗算 ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
[ 新規レイヤー ] を設定
すると、現在のパスをシェイプに変換した、[ フロントガラス・カラー ] 塗りつぶしレイヤーが作成されます。
シェイプに変換した塗りつぶしレイヤーを作成
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グラデーションを設定

フロントガラスの形状や、明るさの変化を表すグラデーションを設定しましょう。グラデーションは、シェイプの範囲内に適用します。左側を明るく、色を感じさせることがコツになります。
【操作方法】
[ グラデーションで塗りつぶし ] ダイアログで、[ 角度 ] に「-15」°を入力します。
[ ディザ ] を有効にします。
[ クリックでグラデーションを編集 ] をクリックして、[ グラデーションエディター ] ダイアログを表示します。[ グラデーションエディター ] ダイアログの設定へ
グラデーションが設定できたら、[ OK ] をクリックします。
[ グラデーションで塗りつぶし ] を設定
[ グラデーションエディター ] ダイアログで、フロントガラスの色を設定します。
[ グラデーションエディター ] を設定
【設定値】
[ 位置 : 0% ] [ 不透明度 : 100% ]
[ 位置 : 100% ] [ 不透明度 : 100% ]
[ 位置 : 0 % ] [ カラー : H : 185° / S : 10 % / B : 95 % ]
[ 位置 : 100 % ] [ カラー : H : 210° / S : 10 % / B : 90 % ]
フロントガラスに、色をつけることができました。
フロントガラスのカラーを設定
ディザとは?
[ ディザ ] とは、グラデーションが縞状になってしまうことを防ぐオプションです。グラデーションを限られた色のパターン (ピクセルドットで間引かれた粒子) にして、階調が段階的な縞状になってしまう現象「バウンディング」を防ぎます。

境界線のぼかしを設定

フロントガラスは、シェイプで作成されているため、境界線がはっきりしています。少しぼかして、フレームに馴染ませておきましょう。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ フロントガラス・カラー ] の選択を確認してください。
[ フロントガラス・カラー ] の選択を確認
[ プロパティ ] パネルで、[ ぼかし ] に [ 0.5 px ] を入力します。
[ ぼかし : 0.5 px ] を入力
透明色で存在感を演出
フロントガラスは透明ですが、フレームのみでは不自然です。座席部分には、空色に影響して反射するガラスの存在が感じられるので、その色に合うようなグラデーションで塗りつぶしましょう。
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