変形から保護する
[ コンテンツに応じて拡大・縮小 ] では、オプション機能として、変形したくない領域が設定できる [ 保護 ] があります。変形から保護する領域は、あらかじめ、アルファチャンネルに作成しておきます。[ 保護 ] を使用しない場合は、省略してもかまいません。
【操作方法】
[ ツール ] パネルで、[ なげなわツール ] を選択します。
![[なげなわツール]を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/08/ut128_02_01.jpg)
[ なげなわツール ] を選択
変形させたくない領域をドラッグして、選択範囲を作成します。ここでは牛の周囲をドラッグします。

牛の周囲をドラッグして選択範囲を作成
[ 選択範囲 ] メニューから、[ 選択範囲を変更 ] – [ 境界をぼかす ] を選択します。[ 境界をぼかす ] ダイアログで、[ ぼかしの半径 ] に「 16 」pixel を入力して、[ OK ] をクリックします。
![[境界をぼかす]を設定](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/08/ut128_02_03.jpg)
[ 境界をぼかす ] を設定
なぜ、境界をぼかすの?
保護する部分の境界線は、はっきりしているよりぼかした方が、変形の適用度を徐々に弱くできるので、自然な仕上がりが期待できます。[ 境界をぼかす ] ダイアログで設定する [ ぼかしの半径 ] は、どんなドキュメントサイズでも、8 〜 16 pixel あれば十分です。
[ チャンネル ] タブをクリックし、[ チャンネル ] パネルを表示します。
[ 選択範囲をチャンネルとして保存 ] をクリックします。
選択範囲をマスク領域とした、[ アルファチャンネル 1 ] が作成されたことを確認してください。
![[アルファチャンネル1]を確認](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/08/ut128_02_04.jpg)
[ アルファチャンネル 1 ] を確認
[ アルファチャンネル 1 ] が作成できたら、選択を解除します。選択を解除 : [ command ( Ctrl ) ] + [ D ]

選択を解除
保護領域を確認
アルファチャンネルとは、同じドキュメント内に作成できる編集用のグレースケール画像です。[ 選択範囲をチャンネルとして保存 ] で作成した場合は、[ アルファチャンネル 1 ] が選択されず、ドキュメントでの確認ができません。[ チャンネル ] パネルで選択、または、[ command ( Ctrl ) ] + [ 6 ] キーを押して切り替えます。
![[command(Ctrl)]+[2]→[command(Ctrl)]+[6]](https://psgips.net/wp-content/uploads/2021/08/ut128_02_07b.jpg)

フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。