【Photoshop基本操作】選択範囲の開始点は、四角形のコーナーに設定されているため、球体などの円形を選択する場合は、オブジェクトの境界から離れた何もないところを探さなくてはなりません。[定規] の交差点をドラッグすると表示される十字線を活用すれば、見つけにくい開始点を正確に知ることができます。
交差点を座標ゼロにする!
[定規] の交差点 (原点) は移動することができます。選択範囲の開始点を座標 0 (ゼロ) にしよう!…というのが、この裏技の着眼点ですから、座標を読む習慣は身につけておきたいですね。水平軸は「X」、垂直軸は「Y」。覚えておくのはこれだけです。[定規] の交差点を移動して、選択範囲の開始点を X : 0、Y : 0 に設定してみましょう。
球体に選択範囲を作成する方法
これから行う操作は、球体オブジェクトに正確な選択範囲を作成する方法です。[楕円形選択ツール] を使用しますが、選択範囲の開始点をすばやく見つけ出すところに「裏技」があります。方法は極めてカンタン。[定規] の交差点を移動して、座標値を X : 0、Y : 0 に設定します。

[定規] の交差点から十字線を引き出す
素材画像をダウンロードします。作例では、[幅 : 1600 pixel] × [高さ : 1200 pixel] の [RGB カラー] を使用しています。

素材画像を開く
[ツール] パネルで、[楕円形選択ツール] を選択します。
![[楕円形選択ツール] を選択](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/09/ut076_01_02.png)
[楕円形選択ツール] を選択
[表示] メニューから、[定規] を選択して、ドキュメントウィンドウに [定規] を表示します。
![[定規] を表示](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/09/ut076_01_03.png)
[定規] を表示
[定規] の交差点 (ドキュメントの左上) からドキュメント内へドラッグします。すると、マウスカーソルの位置を中心とした十字線が表示されます。
![[定規] の交差点をドラッグして十字線を表示](https://psgips.net/wp-content/uploads/2018/09/ut076_01_04.png)
[定規] の交差点をドラッグして十字線を表示
目盛りの原点を設定する機能!
[定規] の交差点から引き出せる十字線は、[定規] の目盛りの原点 (0 の位置) を変更するためのものです。マウスボタンを離すと、[定規] の新しい原点が表示されます。