【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、レイヤー [ funny-caricature-effect ] を選択します。
[ イメージ ] メニューから、[ 色調補正 ] – [ シャドウ・ハイライト ] を選択します。[ シャドウ・ハイライト ] ダイアログで、[ 調整 ] セクションの、[ シャドウのクリップ ] に [ 1 ] % を入力します。
[ カラー ] に [ +50 ] を入力します。
[ シャドウ ] セクションの、[ 量 ] に [ 50 ] % を入力します。
[ OK ] をクリックします。
クリップってなに?
クリップとは、「一定の状態で固定しておく」という意味で、幅広く、いろんな機能で使われています。[ シャドウのクリップ ] は、256 階調のシャドウ点から 1 % 、約、3 レベルを固定します。明るくする、影のいちばん暗い部分を、残しておきたい時に設定します。
[ カラー ] は、シャドウ・ハイライトによって、下がった彩度を調整する項目です。ここでは、イラスト調を誇張するために設定します。
写真の生っぽさは、ノイズの軽減により解消できます。ノイズの軽減には、色調補正に関する総合的なコントロールが行える [ Camera Raw フィルター ] を使用します。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ Camera Raw フィルター ] を選択します。[ Camera Raw ] 操作パネルで、[ ディテール ] を展開します。
[ ノイズ軽減 ] に [ 100 ] を入力します。
[ シャープ ] に [ 150 ] を入力します。
[ OK ] をクリックします。
[ Camera Raw フィルター ] によって、ノイズの軽減とシャープが適用できたら、さらに、輪郭をはっきりさせましょう。[ アンシャープマスク ] を使用すると、鮮明さを効果的に補正することができます。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ シャープ ] – [ アンシャープマスク ] を選択します。[ アンシャープマスク ] ダイアログで、[ 量 ] に [ 100 ] %、[ 半径 ] に [ 1.0 ] pixel、[ しきい値 ] に [ 0 ] レベルを入力します。
[ OK ] をクリックします。
[ アンシャープマスク ] で、さらに、輪郭をはっきりさせることができました。
アンシャープマスクとは?
階調の差を強調することで、鮮明さを補正する機能です。[ 量 ] は、コントラストを強める量を調整します。一般的には、この [ 量 ] の調整だけで画像をシャープにできます。難しいのは [ 半径 ] と [ しきい値 ] でしょう。
[ 半径 ] は、階調の差で表現される輪郭の幅を設定するものです。たとえば、初期設定の [ 1.0 ] pixel は、隣接する2つのピクセルでコントラストを強調します。
[ しきい値 ] は、対象となる階調の差を階調レベルで指定するものです。たとえば、初期設定の [ 0 ] レベルは、すべての階調範囲が対象となり、MAX 値の [ 255 ] レベルは、ハイライト点だけが対象となります。