背景の明るさに合わせて、人物のハイライトを下げる設定を行いましょう。鉛筆スケッチ風では、いちばん明るい部分が、背景 (用紙の色) になります。背景には、用紙の質感を加える予定があるため、あらかじめ、暗めの色を設定しておきます。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックして、メニューから、[ べた塗り ] を選択します。
[ カラーピッカー ] ダイアログで、[ カラー : H : 0°/ S : 0 % / B : 65 % ] を設定します。50% グレーより明るい色にします。
[ OK ] をクリックします。
[ command ( Ctrl ) ] + [ [ ] キーを押して、レイヤーの重ね順を、背面へ移動します。[ レイヤー ] – [ 重ね順 ] – [ 背面へ ]
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ レイヤー 0 ] を選択します。
描画モードに、[ 乗算 ] を選択します。
人物の切り抜きを背景色に乗算することで、ハイライトを下げることができました。
さらに、明るい部分を削って、全体の階調幅を狭くする設定を行いましょう。[ レベル補正 ] には、入力レベルに、黒点、中間調、白色点の調整ポイントがあり、白色点を下げるだけで、ハイライトを削る設定が行えます。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 調整レイヤーを新規作成 ] をクリックして、メニューから、[ レベル補正 ] を選択します。
[ レベル補正 ] パネルで、[ クリッピングマスクを作成 ] をクリックします。
[ 入力レベル ] に、[ 0 / 1.00 / 225 ] を設定します。
ハイライト領域の、トーンを省略することができました。