2種類のフィルターを掛け合わせて、木版画の輪郭線を作成しましょう。黒い輪郭線は、彩色面のスマートオブジェクトに合成して、描画モードと不透明度により、木版画の重ね摺りを表現します。
[ 輪郭線 ] レイヤーには、力強い黒い線の効果を作成します。大まかには、カラー画像を2階調化にするフィルターをベースにしますが、そこには、輪郭の検出と、簡略化することが要求されます。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ 輪郭線 ] を表示して選択します。
前面のスマートオブジェクトが表示されたことを確認してください。
[ フィルター ] メニューから、[ フィルターギャラリー ] を選択します。[ フィルターギャラリー ] 操作パネルで、[ command ( Ctrl ) ] キーを押しながら、[ すべてをクリア ] をクリックします。すると、前の手順で作成した複数のエフェクトレイヤーが初期設定されます。
[ スケッチ ] – [ スタンプ ] を選択します。
[ 滑らかさ ] に、[ 5 ] を入力します。初期設定
[ 明るさ・暗さのバランス ] に、[ 5 ] を入力します。
[ スタンプ ] で、簡略化した黒い線の効果ができたら、それをさらに簡略化して、直線的で鋭角なエッジに変換します。[ 輪郭線 ] レイヤーを [ 彩色面 ] レイヤーに合成すれば、江戸時代の手摺木版画風の完成です。
【操作方法】
[ フィルターギャラリー ] 操作パネルで、[ 新しいエフェクトレイヤー ] をクリックします。
[ スタンプ ] が複製されたことを確認してください。
[ アーティスティック ] – [ カットアウト ] を選択します。
[ レベル数 ] に、[ 4 ] を入力します。初期設定
[ エッジの単純さ ] に、[ 4 ] を入力します。初期設定
[ エッジの正確さ ] に、[ 2 ] を入力します。初期設定
[ OK ] をクリックします。
[ レイヤー ] パネルで、描画モードに [ 乗算 ] を選択します。
[ 不透明度 ] に [ 90% ] を入力します。