【Photoshop基本操作】レイヤーマスクは不要な部分を隠す機能です。たとえば、オブジェクトを背景から切り抜くために使用されます。マスクを使用すると、自然で滑らかな境界線を作成できます。マスクの種類と、用途別の作り方をご紹介しましょう。 
    ピクセルとベクトル!
  境界線をぼかしたり、曖昧にしたい場合は、ピクセル画像が適しています。正確な形状をトレースしたい場合は、ベクトル画像が適しています。ピクセルマスクとベクトルマスクは、このような境界線の違いによって使い分けます。 
       基本がわかる!
マスクの種類と作り方
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   [ METHOD-02 ]
  [ METHOD-03 ]
  [ METHOD-04 ]
       レイヤーマスクとは?
  レイヤーマスクは、不要な部分を隠す機能です。たとえば、オブジェクトを背景から切り抜くために使用されます。マスクを使用すると、自然で滑らかな境界線を作成できます。その仕組みは、画像の一部が型紙を通り抜けて、背面に投影されるようなイメージです。 
    マスクの種類には、レイヤーマスクの他に、一時的に使用できる「クイックマスク」、パスで作成する「ベクトルマスク」、レイヤー合成で行う「クリッピングマスク」があります。基本的な仕組みはどれも同じです。用途に応じて4つの機能を使い分けましょう。 
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    レイヤーマスクの基本操作
  レイヤーマスクを使用した、最もシンプルなレイヤー構造は、レイヤー (前面) + レイヤーマスク + 背景 (背面) です。レイヤーマスクには、前面のレイヤーが必要です。つまり、その背面にある画像と、合成する関係にあると考えてください。 
   オブジェクトを切り抜く場合、不要な部分を「マスク領域」といいます。ピクセルマスクは、マスク領域を白黒で塗り分け、その明度の違いによって、各ピクセルの不透明度に換算します。 
   たとえば、明度 0% の黒は、不透明度が 0% です。明度 100% の白は、不透明度が 100% です。ピクセルマスクの黒い領域は透明になり、白い領域はそのまま残ります。 
       【操作方法】
 レイヤーマスクの基本的な操作方法です。 
   選択範囲を作成
  マスク領域の作成方法で、最も多く行われているのは、選択範囲からレイヤーマスクを作成することです。 
    素材画像をダウンロードして開きます。素材画像は、[ 幅 : 1024 pixel ]、[ 高さ : 768 pixel ] 、[ 解像度 : 72 pixel/inch ]、[ カラーモード : RGB カラー ] を使用しています。
      [ ツール ] パネルで、[ オブジェクト選択ツール ] を選択します。
     マグカップにマウスカーソルを置くと、オブジェクトエリアが表示されます。エリア内をクリックします。
 すると、マグカップの選択範囲が自動的に作成されます。
       マスクを追加
  [ レイヤー ] パネルで、[ マスクを追加 ] をクリックします。
 レイヤーに追加された、レイヤーマスクサムネールを確認してください。
     選択範囲からレイヤーマスクを追加すると、マスクされた領域が透明なピクセルに置き換えられます。
      背景画像を合成
  ここでは、マグカップの背景を、カラーで塗りつぶしましょう。 
  [ レイヤー ] パネルで、[ 塗りつぶしレイヤーを新規作成 ] をクリックします。メニューから、[ べた塗り ] を選択します。
     [ カラーピッカー ] ダイアログで、[ H: 180°/ S: 25 % / B: 80 % ] を設定します。
 [ OK ] をクリックします。
      [ べた塗り 1 ] を背面へ移動します。背面へ: [ command ( Ctrl ) ] + [ [ ]
     背面に画像がある場合は、透明部分にその画像が表示され、前面のマスク画像(切り抜き画像)と合成されます。
       フリーのグラフィックデザイナーです。カタログ、ポスター、パッケージなど様々な分野に携わってきました。