印象派風のタッチを立体化し、さらに大胆なストロークをつくる作業を行います。タッチの立体化やストロークをコントロールできる [ 油彩 ] は、初期設定から少し弱まるように設定しましょう。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ 表現手法 ] – [ 油彩 ] を選択します。[ 油彩 ] ダイアログで、[ ブラシ ] セクションの [ 形態 ] に [ 4 ]、[ クリーン度 ] に [ 5 ]、[ 拡大・縮小 ] に [ 0.8 ]、[ 密度の詳細 ] に [ 5 ] を設定します。
[ 光源 ] セクションの [ 角度方向 ] に [ 300 ]、[ 光彩 ] に [ 1.3 ] を設定して、[ OK ] をクリックします。
【操作方法】
[ フィルター ] メニューから、[ フィルターギャラリー ] を選択します。以前の設定がそのまま残っているので、エフェクトレイヤーを選択して削除します。
[ フィルターギャラリー ] 操作パネルで、いずれかのエフェクトレイヤーを選択します。
[ エフェクトレイヤーを削除 ] をクリックします。
同様の操作を繰り返し、ひとつのエフェクトだけを残します。
[ ブラシストローク ] – [ はね ] を選択します。
[ はね ] ダイアログで、[ スプレー半径 ] に [ 5 ]、[ 滑らかさ ] に [ 5 ] を入力します。
[ OK ] をクリックします。
タッチとストローク
印象派の特徴は、輪郭線らしきものがなく、すべてがタッチとストロークで表されていることです。思いのままにカンバス上で筆を走らせているカンジですね。
どちらかと言えば、繊細で点描っぽい筆跡がタッチ、大胆に躍動している筆の動きがストローク。その両方が混在しているからこそ、絵画としての深みがあるのでしょう。
[ はね ] を適用することで、[ 油彩 ] で生成されたタッチを崩します。まず、崩すイメージに近いところを [ 滑らかさ ] の数値で探ります。つぎに、ドキュメントサイズに対して、適度な大きさになるように、[ スプレー半径 ] の数値を大きくしていきます。