続いて、ジェット旅客機の画像を合成しましょう。ジェット旅客機のレイヤー [ uf035-plane ] は、あらかじめ、切り抜かれた素材を使用しています。しかし、境界がハッキリしているので、合成に違和感があります。少し緩和しましょう。
【操作方法】
[ レイヤー ] パネルで、[ uf035-plane ] を表示して選択します。
変形のバウンディングボックスを表示します。自由変形 : [ command ( Ctrl ) ] + [ T ]
オプションバーで、[ 縦横比を固定 ] を有効にします。
[ 水平比率を設定 ] に [ 50% ] を入力します。
ボックス内をドラッグして、ジェット旅客機を移動します。
配置位置が決まったら、[ enter ] キーを押して、変形を確定します。
レイヤーオブジェクトは、不透明ピクセルの選択範囲が作成できます。この選択範囲を利用して、マスク領域を調整すれば、ジェット旅客機の輪郭を緩和することができます。
【操作方法】
空と同様にして、グループ [ 旅客機 ] を作成します。
[ uf035-plane ] をグループ [ 旅客機 ] にドラッグします。グループ化を確認
レイヤーサムネールを、[ command ( Ctrl ) ] キーを押しながらクリックします。描画ピクセルを選択
ジェット旅客機の、選択範囲が作成されたことを確認してください。
[ 選択とマスク ] では、レイヤーマスクの境界を、内側に狭める調整が行えます。[ プロパティ ] パネルにあるボタンをクリックすると、現在のレイヤーマスク領域をプレビューする、オプション操作パネルが表示されます。
【操作方法】
[ レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。
レイヤーマスクが追加されたことを確認してください。
[ プロパティ ] パネルで、[ 選択とマスク ] をクリックします。
[ 選択とマスク ] 操作パネルの表示を確認してください。
レイヤーマスクの境界が調整できる [ エッジをシフト ] は、階調をコントロールして、緊張させたり、緩和させたりする仕組みです。そのため、この機能を効果的に活かすには、マスクの境界をぼかす必要があります。
【操作方法】
[ 属性 ] パネルで、[ グローバル調整 ] セクションの [ ぼかし ] に [ 1.0 ] px を入力します。
[ エッジをシフト ] に [ -25 ] % を入力します。
[ 出力設定 ] セクションの [ 出力先 ] に [ レイヤーマスク ] を選択します。
[ OK ] をクリックします。
ジェット旅客機の境界を、緩和することができました。